ふらのさんブログ

ツーリング/旅、植栽/ガーデニング、DIY、スウェーデンハウス建築記録と共に、日常の生活を綴っています。

一人旅 ~ 7日目 その3 ~

一人旅の7日目、知床半島のウトロ側でオシンコシンの滝知床五湖カムイワッカ湯の滝に立ち寄って知床の自然を堪能した後、今度は半島の反対側に移動するため、ウトロを発ち、R334(通称「知床横断道路」)で羅臼を目指しました。
 
知床横断道路は半島のウトロ側と羅臼側をつなぐ唯一の道路で、途中、峠(知床峠 738m)を越えるため秋の紅葉後から翌年のGW直前までの約半年間冬期通行止めになります(今年も11/7から通行止め)。
 
眺めは最高で、爽快な気分での走行を味わえるため、晴天のこの日、こうしてまた来ることができたことを喜びながら走り始めました。
 
横断道路を上り、標高が高くなるにつれて、周りの紅葉は次第に色鮮やかになり、また正面には青空バックの羅臼岳も現れて気分は最高になりましたが、路肩に車を停めるようなスペースがほとんどないため、景色を眺めつつ、駐車スペースを探しながらの走行が続きました。
 
でも、何とか駐車スペースを見つけ、黄色く染まった羅臼岳の絶景をカメラにおさめ、大きなエゾシカとも出会い、撮影を楽しみました。
 
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その後到着した峠では、ちょうど雲がかかって羅臼岳の全容を見ることができず、また、手がかじかむほど冷たい風が吹いていたので、早々に峠を発ち、羅臼側への下りのルートを走り出しました。
 
眼下に黄色の絨毯のような紅葉の景色を眺め、遥か前方には国後島を見ることができ、久しぶりの知床横断道路のドライブを満喫して羅臼の街へと降りていきました。
 
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羅臼の街ではドラマ『北の国から 2002遺言』のロケ地を巡り、その後、食料の買出しを済ませて「羅臼温泉国設野営場」へ。
 
羅臼温泉のキャンプ場はこれまで利用したことがなく、まだ営業しているか心配でしたが、運よくまだ開設中でひと安心(利用した日は10/11でしたが、今シーズンは10/15まででした)・・・でも、利用者は私以外誰もおらず、今回の一人旅で初めて本当に一人だけのキャンプになりました(ちなみに利用料は300円)。
 
テントサイトは森に囲まれ、熊は出ないと思うものの、エゾシカは周りにたくさんいそうで、一人でしかも初めてのキャンプ場ということで何かと心細く、炊事場の近くの灯りの届く場所にテントを設営しました。
 
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この日の夕方、風の強いことで知られる羅臼では珍しく、ほとんど風がなく、時々鳥や動物の鳴き声が聞こえるだけで、静か過ぎて怖いほどど・・・月明かりはあるものの周りは真っ暗で、頼りになるのは炊事場の明かりとランタンのみ・・・そんな中、夕食の準備に掛かりました。
 
この日のメニューはビールのつまみに買ったねぎま串と量り売りで買ったアサリ使ったインスタント味噌汁、この他にキャンプ場の管理人さんからもらった周辺で採ったというきのこ(スギタケ、ナラタケ)を塩ゆ茹でし、お米と一緒にランタンで炊いてきのこご飯も作ってみました。
 
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ところで、ここ羅臼温泉キャンプ場は知床半島のド真ん中で知床の自然を満喫できると共に、知床を巡る上で地理的にベースとしやすいキャンプですが、何と言ってもその名前の通り、キャンプ場から歩いてすぐのところに「熊の湯」という無料の露天風呂があることが最大の魅力です。
 
夕食後、片付けを済ませ、タオルを首にかけてこの温泉に入りに出かけました。
 
キャンプ場の坂を下り、R334と小さな橋を渡った先に「熊の湯」があるのですが、20時半過ぎというのに車が数台停まっていて温泉が賑わっている様子・・・
 
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男湯には年配の方が2人いて、話を聞くと定年リタイヤされた人達で、6月から主に車中泊で釣りや温泉を楽しみながら道内を巡っているとか・・・
 
今回は転職を機に長期の休みを利用して一人旅に出れたものの、はたして定年後もこの人達のような悠々自適な生活が遅れるのか・・・?ちょっと考えさせられる場面でした。
 
ところで「熊の湯」はかなり湯温が高いことで有名で、久しぶりに訪れたものの、やはりすぐに湯船に入れないくらい熱かった!
 
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かけ湯をして体を慣らし、湯船に出たり入ったりを繰り返して、時間を掛けて温泉を楽しみました。
 
温泉の後、キャンプ場に戻り、温まった体のまま寝袋の中へ・・・22時過ぎに床に就き、旅の7日目を終えました。