ふらのさんブログ

ツーリング/旅、植栽/ガーデニング、DIY、スウェーデンハウス建築記録と共に、日常の生活を綴っています。

一人旅 ~ 8日目 その1 ~

昨年10月に出かけた愛車ジムニーでの一人旅。
 
ブログネタのない時に記事をアップしてきましたが、まだまだ旅は終っていません。
 
年が明けましたが、今年も今しばらくお付き合い下さい。
 
 
一人旅の8日目は、1人っきりの知床羅臼温泉国設野営場で朝を迎えました。
 
夜中、ふと目が覚めた時、プッ プッという動物の息づかいとテントの周りを歩き回る足音が聞こえ、少なくとも数頭はいる様子・・・さすが知床のキャンプ場はワイルドです。
 
熊ではなさそうなので、その後再び眠りに就いたものの、4時過ぎに目覚めた時はもう寝れそうになかったので起きることとし、テントの中でパンとコーヒーの簡単な朝食を済ませた後、日の出を見に行くことにしました。
 
キャンプ場は林の中で眺望がきかないので、一旦車で羅臼の街まで下り、街の外れの高台にある「羅臼国後展望塔」へと上りました。
 
展望塔からは羅臼の街と漁港を一望することができ、そして海を隔てた彼方には国後島が・・・
 
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空には雲が多いものの、風もなく、日の出を期待して待っていると、ちょうど国後の島影から太陽が顔をのぞかせました。
 
 
刻々と変化する日の出の様子を眺め、何枚か撮影した後、キャンプ場に戻ると、エゾシカ3頭が駐車場を徘徊していてびっくり!
 
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私がいても関係なく、ある程度以上の距離を保ってテントの周りも歩き出し、よく見るとシカの糞があちこちに落ちていて、夜中に現れた動物達の正体が判明しました。
 
 
この日の天気は良さそうで、久しぶりに知床半島羅臼側の温泉巡りをしようかとも考えましたが、以前入ったことがあり、また今回の旅でキャンプ場の連泊が続いていたので、先を急ぐことにしました。
 
キャンプ場を7時過ぎに出発して、R335で標津町を目指しました。
 
途中、河口に車で降りられる川を見つけ、サケの遡上を見物。サケの数は少なく、テレビで観るような水しぶきをあげて遡上するような場面には出会えませんでしたが、とりあえず今回の旅で楽しみの1つであった遡上の様子を見ることができました。
 
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1時間弱で標津町R244への分岐に到着。このまま南下すれば野付半島根室半島を巡ることになるのですが、このルートは以前バイクツーリングで走ったことがあり、今回の旅ではR244を根北峠方面に北上して、以前から1度入りたいと思っていた川北温泉を目指すことにしました。
 
川北温泉へは道路脇の看板を目印にR244から左折し、フラットダートを5kmほど走行すると、熊の出そうな山の中にポツンと小さな脱衣所の小屋と露天風呂が現れます。
 
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ここには昔、温泉施設の建物があったのですが、倒壊&廃業後、タイル張りの浴槽を利用し、無料の温泉として開放しているもので、地元の温泉愛好家の人達のより、設備の維持管理や清掃が行われているとのこと。
 
前日の羅臼「熊の湯」と共に北海道にはこうした温泉が多数あり、北海道の人達の心の広さに頭が下がります。
 
有難く感謝しながら、念願だったこの温泉に入ると、湯温は少し高めであるものの、少し青みがかった乳白色の湯はいかにも温泉といった感じで最高!
 
先客の名寄から夫婦で来たという年配の方と温泉の話やこれまでに訪れた日本各地(このご老人は日本各地を車で旅したことがあり、地名や道路のことをよく憶えてみえてびっくり!)の話をして楽しみました。
 
川北温泉の後、再び走ってきたダートとR244を戻り、途中右折して道道975に入って開陽台を目指しました。
 
 
開陽台周辺の道路は、真っ直ぐに延びる直線道路が続き、この日は天気も良かったので気分は最高! でもスピードの出し過ぎには注意です。
 
開陽台はこれまで何度か訪れており、晴天の時もあれば、ガスがかかり、全く視界の効かないこともありましたが、今回は秋の空で空気が澄んでいるせいか遠望が利き、絶好の展望日和。360度の展望をじっくりと楽しみました。
 
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開陽台の後、更に進路を西にとり、中標津町の養老牛温泉へ。
 
数軒の宿のある温泉街を過ぎてしばらく行くと、川沿いに湧く無料の露天風呂「からまつの湯」があるはずで、以前1度だけ入った時の記憶をもとに、懐かしい気分で先を急いだのですが、当時ダートだった道路は立派な舗装道へと変り、現在も拡張工事中だったため、昔の記憶は全く当てにならず、結局「からまつの湯」を見つけることができないまま諦めて立ち去りました。
 
 
養老牛からは標茶町へと入り、そのまま南下してこの日の宿泊地として予定している釧路を目指しました。
 
途中、牧草地の農道に入り込んで多和平に立ち寄りましたが、ここも開陽台と同様、360°の展望が楽しめる場所で、好天のこの日、周囲を牧場で囲まれた北海道らしい景色を楽しみました。
 
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時間はちょうど正午となったものの、周りにお店はなく、多和平のレストハウス内の売店で販売されていた手作りパンの中から大きな胡桃パンを買い、風が強かったので車の中で食べながら地図を眺め、午後のルートを検討しました。
 
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続きはまた後日・・・