お土産購入&発送
素朴な景色の広がる能取岬を再訪した後、自宅へのお土産を買うため、海沿いに道道76をさらに進み、網走の市内へと入りました。
バイク旅だとお土産を買って運ぶのは大変なので、海産物やお菓子などのお土産を、いろんなお店が集まった市場でまとめて購入し、一緒に自宅に発送するようにしていますが、網走ではそうした市場で買ったことがなかったので、あらかじめネットで検索して立ち寄りました。
しかし、市場に到着してみると、比較的新しいお店でしたが、中の店舗は少なく、少々ガッカリ・・・
他に検索して移動するのも面倒なので、店内を回り、海産物を中心にいくつかまとめ買いして自宅に発送しました。
合わせて、今晩のキャンプ飯の食材も調達・・・おまけ交渉も楽しみの1つですが、ここのお店はそんな雰囲気でなく、普通に買い物して終了・・・こちらもガッカリでした。
でも、これで自宅へのお土産の手配が完了したのでひと安心・・・こうして一人旅をさせてもらうには、お土産は重要なので、欠かすことはできません。
初めてのキャンプ地「呼人浦」へ
網走市内で買い出しを終え、時間はまだ少し早いですが、そのまま予定していたキャンプ地の網走湖畔「呼人浦キャンプ場」に移動しました。
このキャンプ場も、事前の調査で評判が良く、水場/トイレの設備はもちろん、湖畔でロケーションが良く、アプローチも良好、近くに日帰り入浴のできるホテルもあり、焚火台での焚火も可、バイクの乗り入れOKと条件は揃っており、しかも料金は無料・・・「いつか1度利用したい。」と思っていました。
北海道にはまだこうしたキャンプ場がたくさん残っているのは驚きで、旅人にとっては本当に有難いことです。
どんなキャンプ場かと期待しつつ、到着後、入り口のポールの間を通ってバイクはそのまま進入(事前に確認済み)・・・
湖畔のサイトは広く、先客のキャンパーは4~5組、バイクも数台のみで、湖岸に近い良さそうな場所をキープし、早速テントの設営に掛かりました。
テントの設営は16:40頃、完了・・・まだ時間が早いので、今のうちに温泉に行こうと、事前に調査済みの近くのホテルに向かいました。
結構立派なホテルで、「小汚い格好のおじさんライダーが入館できるかな?」と思いつつ駐車場に入ると、係りの人に「日帰り入浴は15時で終了」と言われ、予感的中・・・
近くのもう1軒の宿も入浴は終了しており、仕方がないので、スマホで周辺の温泉を検索・・・
隣の大空町女満別にまだ営業時間内の温泉を見つけ、15kmほど離れていましたが、急ぎバイクで向かいました。
体と共に心も癒された「ひまわりの湯」
到着した「ひまわりの湯」は、大空町町営の温泉で、農業構造改善センターの中にあるため、一般の旅行者向けといった感じは全くなく、「大丈夫かな?」と思いつつ受付へ・・・
受付のお兄さんは感じが良く、浴室のこと、ロッカーのことなど事細かく丁寧に説明をしてくれました。
脱衣所に入ると、すぐに地元農家のおじいさんが入って来て、話しかけてくれました。
会話の中で、私の「北海道」という言葉が「ホッカイロ」と聞こえるらしく、「北海道は冷えるから・・・」「カイロは便利・・・」と会話が何度も噛み合わず、苦笑しましたが、そんなおじいさんとの会話は楽しく、ほのぼのとした気分にさせてもらいました。
また、ここの温泉は源泉かけ流しで、肌がつるつるになり、少し熱めでしたが、本当にいい湯でした。
こうして巡り巡って穴場的な温泉に立ち寄ることになり、体も心も癒されてラッキーでした。
またまた雨降り、そして夕焼け
温泉の近くにあったAコープに立ち寄り、ビールと明日の朝食などを買い出しを終えると、空には怪しげな雲が・・・バイクに跨り、キャンプ場へ急ぎました。
途中、薄く暗くなって小雨が降り始め、少し濡れながらもキャンプ場に到着・・・同時に湖畔越しに雲の切れ間から夕焼けが見え、前日のクッチャロ湖と同様、しばらく夕焼けの変化を眺め、撮影を楽しみました。
幸い陽の沈んだ頃、雨は上がり、風も無くなったので、夕食の準備に・・・こうして道内3泊目のキャンプの夜が始まりました。
3泊目のキャンプ飯は・・・
道内3泊目となるこの日の夕食は、網走市内でお土産と一緒に購入したカキ(3個)と、大きさにびっくりしたシジミ、ほたて天で、貝づくしのメニューになりました。
カキとほたて天は炭火を起こして焼き、大粒のシジミは持参したインスタントみそ汁でシジミ汁にしました。
定番のサッポロクラシックを飲みながら、カキやほたて天を焼き、炊きあがったご飯も加わって夕食は進んでいきました。
シジミのみそ汁はなかなかの出来で、汁の美味しさはもちろん、身が大きいので食べ応えがありました。
普段貝類はあまり好んで食べませんが、この日の貝づくしのメニューには大満足でした。
夕食がそろそろ終わるかという頃になって、再び強い雨が降り出したので、早々に片付けて、テントの中に避難・・・
北海道に来てからずっとこうした変わりやすい天候で雨に降られており、翌日の天気も不安に感じつつ、21時半を過ぎに就寝の準備へ・・・そして、床に就きました。
5日目(道内4日目)まとめ
道北オホーツクに面した浜頓別から海岸線を南下し、網走までやって来たこの日の走行距離は314km・・・ルートは単調だったので、実感よりも距離は走っていました。
午前中はずっと雨に降られ、風も強くて煽られるため、緊張の走行となりましたが、午後からは予想以上に天気が回復し、サロマ湖、能取湖、能取岬の景観を楽しむことができ、温泉、キャンプ場も思っていた以上に素晴らしく、この日も満足の1日となりました。
最後に、この日の走行ルートを掲載しておきます。