岩手県を南下・・・
東北4日目となるこの日の朝は4:20に起床・・・
冷え込みはなく、風もなく静かで、聞こえるのは川の流れの音のみ・・・
周りのキャンパーはまだ寝ているので、静かにトイレに行った後、天気予報や道路情報をチャックし、時間をつぶしました。
この日の目的地である栗駒山をはじめ、この時期の東北の山越えルートは、冬期通行止や夜間通行止の規制があるので注意が必要です。
5時過ぎから、定番の菓子パン+野菜ジュースの朝食を食べ、その後はゆっくりと片付けを開始・・・
薄い雲はあるものの、この日も晴天が期待でき、いい1日になりそうな気配・・・
7時に出発の準備が完了したところで、隣のテントの地元岩手のソロキャンパーさんに声を掛けられ、バイクの話をしてから、キャンプ場を出発しました。
夏油温泉を目指して・・・
キャンプ場を発って、岩手山の麓、焼走り溶岩流(結局立ち寄らなかった・・・)の横を通りR282へ・・・
時間が早く、まだ営業していない道の駅「にしね」に立ち寄り、トイレを済ませ、缶コーヒーを飲んで気合を入れ、盛岡市方面に向かって南下しました。
盛岡から西に向かい、小岩井農場や田沢湖などのルートも考えましたが、明後日仙台港からフェリーで帰ることを考えると、ちょっと無理・・・また、いつか東北を訪れた時に寄ることにします。
盛岡からは、主要国道、市街地の走行を避けるため、山沿いを進む県道16、13に入り、花巻を目指して更に南下・・・
県道は、信号も少なく、流れはスムーズでしたが、意外と車が多く、先行車に続いて走って行くことになりました。
9:15、県道13沿いにあった道の駅「はなまき西南」に到着・・・1.5時間ほど走り続けたので、休憩していくことにしました。
道の駅からさらに南下して北上市へ・・・
ここからいよいよこの日の最初の目的地である夏油(げとう)温泉へ・・・
夏油温泉は、北上市街から20数kmほど山の奥深くに入り込んだ所にある秘湯で、「東北に行くならやはり温泉に・・・」ということで、出発前に選んだ温泉・・・
案内の看板を見落とさないようにしながら、分岐をいくつも曲がり、温泉へと通じる山岳ルートに入りました。
秘湯・夏油温泉
温泉へのルートは、舗装はされているものの、道幅は狭く、カーブが連続するので、常に対向車を気にしながらの走行になり、距離もあるので結構大変でした。
それでも、周りの山々の新緑が美しく、山の奥深くに入り込んでいる感があって、気分は高まりました。
10:25、夏油温泉に到着・・・
ホテルも含め、2~3軒の温泉宿がありそうでしたが、一番奥にある「元湯夏油」さんに向かい、バイクを降りて、受付へ・・・日帰り入浴料¥700を支払い、温泉案内をチェックしました。
「元湯夏油」さんには5つの外湯と2つの内湯があり、温泉巡りができるのですが、それぞれに女性専用時間や清掃時間が設けられているので、時間割を見ながら、入ることができる温泉をチェックし、巡る順番を検討しました。
撮影は禁止ということなので、必要のない荷物や上着類と共に、スマホは本館のコインロッカーに置いて、いよいよ温泉巡りスタート・・・
案内のマップを片手に、まずは入浴可能な外湯5つのうちの3つを順に巡りました。
外湯の露天はそれほど大きくありませんが、小さな脱衣所があり、都度服を脱いでは着て、順に移動・・・
それぞれの湯の趣きや眺めが異なり、着替えと移動は少々面倒ですが、温泉巡りを楽しみました。
また、外湯の中で「大湯」は激アツで、とても入れる感じではありませんでしたが、外湯3つの完全制覇を目指して何とかクリア・・・おかげで、その後は体が火照って仕方ありませんでした。
外湯3つで満足し、内湯の2つはパスして、温泉を後に・・・
でも、汗が止まらず、すぐに上着を着て出発できる感じではなかったので、宿の前の駐車場に座り込んで、落ち着くまで体を冷やしました。
11:50、夏油温泉を出発・・・
上ってきた新緑ルートを再び戻り、北上市街から次の目的地である栗駒を目指しました。