変貌 美幌峠の道の駅
この日は網走湖のキャンプ場を出発後、美瑛・富良野を目指して、国道39を進みましたが、途中石北峠で降雪のため、Uターン・・・
結局、美幌まで戻り、国道243で屈斜路湖を目指しました。
13時過ぎ、美幌峠に到着。
強烈な風が吹いているものの、ちょうど雨が止み、晴れ間が現れていたので、急いで展望台に移動すると、眼下に屈斜路湖が一望できました。
午前中の天候を思えば、予定外だったとは言え、この絶景を見ることができ、少し気分が回復しました。
この美幌峠は、これまでツーリング、ひとり旅、家族旅行でなんどか訪れており、前回は2015年の年末に家族と訪れて以来・・・
7年ぶりでしたが、そんなに久しぶりという感じがしないまま、昼食と休憩のため、道の駅へ・・・でも、中に入ると様子が違う?
店内は改装され、都会的なおしゃれな雰囲気に様変わりしており、昔の面影など全くなくなっていました。
(帰宅後、調べてみると、4/21にリニューアルオープンしたばかりでした。)
レストランでは、地元の食材を使ったメニューが用意されていて、その中で「美幌豚と行者にんにくの醤油ラーメン」(¥1000)を食べましたが、疲れたおじさんライダーにはあまりにもおしゃれなラーメンでした。
食後、2Fの展望フロアに移動すると、こちらも改装がされていて、ステージが設置され、ピアノが置かれていました。
落ち着かない中、隅っこのベンチに座り、これから向かう和琴半島のキャンプ場を検索していると、「休業中」の文字が・・・
過去の経験と一昨年購入のキャンピングガイドでは、毎年GW前から営業しているはずだったので、午前中に続き、「今度はキャンプ場でトラブルか?」と焦りながら、道の駅を出発しました。
変貌 屈斜路湖和琴半島
予定のキャンプ場が「休業中」の情報に、重い気持ちで峠からのワインディングを下り湖岸へ・・・
しばらく走ると湖に突き出る和琴半島への分岐となり、左折・・・
目的の「和琴半島湖畔キャンプ場」は、過去何度か利用し、ライダーと語り合ったり、連泊して周辺を巡ったりと、道東に訪れた時には外せないお気に入りのキャンプ場です。
前回の利用は2011年の愛車ジムニーでのひとり旅の時で、昨年の北海道ツーリングでは、すぐ近くの弟子屈まで来ましたが、天候の不安と疲れで泣く泣く釧路ホテル泊とし、利用を見送った経緯もあります。
そんな思い入れのあるキャンプ場でしたが、到着すると、やはり様子が変・・・
バイクを降りて確認すると、廃業という訳ではありませんでしたが、今期の営業は5/21~ということで、やはりコロナの影響か、オープンしていませんでした。
予定が狂ってしまい、どうしたものかと考えていると、隣接の和琴野営場がリニューアルしており、管理棟の明かりが灯っていて、オープンしている様子・・・
(帰宅後調べてみると、2014年にリニューアルし、現在は設備の整ったキャンプ場「RECAMP和琴」として営業)
私としては、あまり設備の整ったキャンプ場は好んで利用しないのですが、これから周辺のキャンプ場を検索して、移動する気力もなかったので、利用の手続きを済ませました。
料金は入場料¥1000の他に、フリーサイトの使用料が¥1000の計¥2000・・・北海道ではかつて経験がないほどの料金でしたが、仕方ありません。
早速、区画されたバイク専用駐輪場にバイクを停め、手入れの行き届いたフリーサイトエリアにテントを設営しました。
薪割り体験&湖畔散策
15:40、テントの設営が完了。
まだ時間は早く、管理棟(フィールドハウス)を見学しました。
よく見ると、薪(カラマツ)を販売しており、ちょうど前日のキャンプで持参の炭を使い切っていたので購入・・・
3本ほど購入(¥100/本)して、常備のキンドリングクラッカーを借りて、薪割りを初体験しました。
その後、湖畔を散策・・・
最初予定していた湖岸キャンプ場側は、風が強く、大きな波が打ち寄せ、仮に営業していたとしても、結構ヘビーなキャンプになっていたかもしれません。
そんなことを考えながら、懐かしい半島内をぐるりと散策し、時間をつぶしました。
持参食料で夕食
ここ和琴半島のキャンプで唯一の欠点は、周辺に食材を買い出しするお店が無いこと・・・
スーパーのある弟子屈の街までは、片道20km近くあるので、この時の体力/気力と、また雨が降り出すかもと考えると、バイクを走らせて買い出しに行く気になれず、この日の夕食は、こうした時のために持参したインスタント品(中華丼)と味噌汁、お餅で済ませることにしました。
幸い道内で買い出しして残っていた焼酎とつまみ類もあり、何とか夜を過ごすことはできそうです。
強かった風も少し弱くなって来たので、17:30頃から夕食の準備を開始・・・
ご飯を炊くと共に、購入した薪で焚火を起こそうとしましたが、なかなか火の着きが悪くて苦戦・・・
手持ちの焚火台はソロ用で小さく、網を置いて料理前提のタイプなので、細く割ったものの長さのある薪の焚火にはちょっと不向きだったかもしれません。
(これを機会に、帰宅後、薪をそのまま使える大きさの焚火台を検討中)
焼酎をお湯割りで飲みながら、ツマミを食べ、何とか火をキープしながら夕食が進み、最後は持参したお餅を焼いて締めとしました。
その後、焚火の番をしながら時間をつぶし、22時前に就寝・・・
この日は道内4泊目のキャンプでしたが、一番冷え込んでいたので、羽毛のシュラフにシュラフカバーも重ねて眠りに就きました。
6日目(道内5日目)まとめ
この日は当初のルートを変更して、1日早く美瑛・富良野に移動するため、網走から石北峠を目指しましたが、ちょうど雨雲にぶつかったのか、峠では予想外の雪となり、危険を感じてUターン・・・
結局、もともとの予定通り屈斜路湖の和琴半島でのキャンプとなりました。
途中、美幌峠の道の駅の改装や、ここ和琴半島のキャンプ場の変化を目の当たりにし、時間の経過、時代の流れを感じる1日になりました。
この日の移動は網走湖→屈斜路湖とわずかでしたが、走行距離は272kmでした。
最後にこの日の走行ルートを掲載しておきます。