我が家は、吊引き戸(ポケットドア)を2ヶ所採用しました。
吊引き戸は名前のとおり、ドアが上部のレールに吊ってあって、スライドさせて開閉するもので、ドアを開ける際は、壁に設けたスペース(ポケット)に収納します。
従って、ドアをオープンにした際の見映えが良く、また壁の中に収納されるためにスペースが有効活用できるという利点があります。
そこで我が家では、ドアを開けたままにする可能性の高いと思われた1階キッチンと玄関への通路部分と(写真1枚目)、その反対側に位置する洗面所と玄関への境に(写真2枚目)、ポケットドアを採用しました。
実際に生活してみると、予想していた通りこれら2つのドアは春から秋の間はほとんど開けたままにしていて、キッチン側のドアは玄関-キッチン-ダイニングと開放的な空間を作り出し、洗面所のドアは開放することで、洗面所の窓からの光を玄関側に取り込むのに役立っています。
一方、冬の今の時期は、暖房効率を上げるために、これら2つのドアは閉めることが多くなり、季節によってドアの使い方を分けています。
おかげで4年が経過した今でも、これらのドアはポケットに収納していることが多かったせいか、他のドアや腰板パインのように焼けておらず、未だに白っぽい色を保っています。
ところで、このように便利なポケットドアですが、難点を挙げると、
①普通の室内ドアに比べて7割ほど高い(ポケットの造作費も含む?)
②ドアを閉める(ポケットからドアを引き出す)際の引き手の金具が小さく、少々使いにくい(写真3枚目)
③同じくドアの取っ手が小さく、浅いので、重たいドアを開閉する際には使いにくい(写真4枚目)
→子供達にはこの取っ手を使っての開閉はやりにくいので、ついつい取っ手以外のところを持って開閉してしまう。
→爪によるキズや手の汚れが付いて、ドアが汚れる可能性がある。
など、デザイン性重視なのか、実用上問題がないとは言え、開閉の使い勝手が少々悪いのは残念です。