ふらのさんブログ

ツーリング/旅、植栽/ガーデニング、DIY、スウェーデンハウス建築記録と共に、日常の生活を綴っています。

旅の写真から ~その⑨~

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

 1996年のゴールデンウィーク、5度目となる北海道ツーリングに旅立ちました。有休と合わせ10日間の長期休暇になったため、初めて東北経由で陸路を自走し北海道を目指すことにしました。東北はその頃の私にとって未開の地で、魅力的なツーリングルートや温泉がたくさんあり、期待を胸に出発しました。
 愛知県に住む私は、東北は北海道よりも遠く感じる地で、岐阜・長野・新潟経由で東北を目指しました。初日は新潟県小千谷市の農業溜池脇にテントを張り野宿、2日目は福島県に入り、楽しみにしていた喜多方ラーメンを食べ、磐梯山周辺を走り、初めて見る景色と温泉を楽しんだ後、猪苗代湖でキャンプしました。
 3日目は東北自動車道を利用して一気に岩手県盛岡まで北上し、雪がまだ多く残る乳頭温泉を訪れ(写真1枚目)、田沢湖畔でキャンプしました。ここのキャンプ場は、落ち葉の積った林間のサイトで、最高のロケーションの中で思い出深いキャンプになりました(写真2枚目)。
 4日目は八幡平アスピーテラインを走り(写真3枚目左下 岩木山)、青森県へと入って十和田湖へ。十和田湖畔のキャンプ場では多くのライダーと知り合い、ツーリング談義しながら宴会となり楽しい時を過ごしました。また、この年は雪が多かったのか、峠越えのルートはどこも背丈以上の雪の回廊になっていて、興奮しながら走ったのがいい思い出になっています。
 5日目は奥入瀬渓谷を経由して、雪の多く残る八甲田山を眺め(写真3枚目右上)、冷えた体を温泉で温めた後、いよいよ下北半島へと入りました。下北では恐山を参拝し、近くの薬研キャンプ場でそれまでの1700キロに及ぶ東北ツーリングを振り返りながら体を休め、その翌日の6日目、本州最北端の地大間崎からフェリーで北海道函館に渡りました(写真4枚目)。
 北海道に入ると雨の中の走行となり、それまでの疲れもピークとなって辛い走りを余儀なくされましたが、函館から長万部ニセコ支笏湖、千歳、夕張経由で、8日目に私のお気に入りの地 富良野・美瑛にたどり着きました。到着と同時に一時的に晴れ間が広がり、青空バックの八幡丘の景色を見た時には疲れも忘れ、感動したのが思い出されます(写真5枚目)。
 9日目そして最終日の10日目は、小樽からフェリーで京都府舞鶴港へ向かい、無事に帰路について、10日間2700キロに及び東北・北海道ツーリングを終えました。
 私にとって初めての東北の地は北海道とはまた違う魅力に溢れ、「また、いつか・・・」と思ったのでした。