途中、小雨になったタイミングで車を止め、道路周辺の紅葉を撮影していると、大きな四駆サファリで私より少し年配の男性がやって来ました。
岐阜ナンバーでお互い隣県同士ということで話がはずみ、昼食でも食べながらということになりました。
とは言っても、ここは山の中・・・仕方がないので今来た道を八幡平方面に少し戻り、大沼の売店でそばを食べながら、今回の旅の事やお互いの事を話しました。
岐阜から来ているTさんは、病気を患い、湯治のためにR341沿いにある玉川温泉にしばらく滞在しているとの事・・・
食料をいっぱい買い込んでいるのでよかったら一緒に・・・と誘われたのですが、これから陸路で数日かけて愛知まで帰ることを考えると、少しでも先に進んでおく必要があるので丁重にお断りし、代わりに帰りのルート上で夕日の絶景ポイントとして新潟県村上市の「笹川流れ」を教えてもらいました。
Tさんと別れた後、小雨の大沼周辺の紅葉を撮影し、再びR341に戻り、田沢湖へと向かいました。
まずは今夜の宿泊地を確認するため、以前ツーリング時に利用した田沢湖キャンプ場に移動しました。
久しぶりのキャンプ場はまだ営業(11月上旬まで開設らしい)していて安心し、利用料1150円を払い、天気がいつ崩れるかわからないので早速テントを設営することにしました。
このキャンプ場もこの時期の平日ではさすがに利用者はなく、場内のサイトはどこでも設営OKなのですが、雨の降った時のことを考えいろいろ迷っていると、管理人さんが駐車場内の大型テント(団体客の雨天行事用のビニールハウスらしい)の下に張ってもいいと言って下さり、ご好意に甘えてその場所にテントを設営しました。
こうして寝場所が確保できたところで次は食料・・・
管理人さんに聞いた街のスーパーに移動し、食料の買出し。
前日は買い出しに失敗し、インスタントカレーだけだったので、この日は少し豪勢にということで焼肉とし、食材を買い揃えました。
寝場所・食料の準備ができ、残りは温泉・・・
田沢湖周辺の温泉と言えば、何と言っても秋田駒ケ岳の麓にある乳頭温泉郷で、真っ白な湯で有名な「鶴の湯」はまだ入ったことがなく、今回の旅で楽しみにしていた温泉の1つだったので、16時を過ぎ薄暗くなり始めた駒ケ岳山腹の道を上っていきました。
途中、「鶴の湯」は人気の温泉宿で、日帰り入浴は可能なはずだけど、もしかしたら入浴時間に制限があるかも?と不意に気付き、そして、いよいよ、「鶴の湯」への分岐に到着すると予感的中!
何と看板に日帰り入浴は10~15時までとあり断念・・・
仕方がないので、薄暗い中ブナ林を通り抜け、以前ツーリング時に立ち寄った「黒湯」に行ってみましたが、こちらも入浴時間は9~16時でアウト!
最後に途中で見かけた休暇村の施設で聞いてみると、日帰り入浴は17時まで(受付終了、17:30まで入浴可)ということで何とかぎりぎり間に合い、入浴料500円を払って乳頭温泉に入ることができました。
思いもよらず休暇村の温泉に入ることになりましたが、建物はなかなか立派で、内風呂と露天風呂があり、それぞれ泉質の異なりなかなかのいい湯・・・
家族と一緒に泊まってみたくなるような施設でした。
温泉で温まった後、再び湖畔のキャンプ場に戻り、大型テントの下で七輪を出して炭火を起し、早速焼肉の準備に取りかかりました。
途中、少し雨が降ったものの、大型テントのおかげで気にすることなく、今回の旅で2回目の登場となる七輪を活かして焼肉を味わいました。
天気予報では、明日以降北海道は寒気が入り、雪が降る所もあるとのことでしたが、東北以南は天気は回復し、安定な日が続くとか・・・
明日以降の好天に期待しつつ、この日は21時半頃、寝袋に入り、眠りに就きました。