所々路肩に駐車スペースがあるのですが、空いた場所がなく、渓谷の絶景ポイントがあっても停まることができずイライラ・・・
でも何とかスペースを見つけては、周辺を散策&撮影して楽しみました。
秋の奥入瀬は初めてだったので大いに期待していましたが、紅葉のピークには少し早いのか、色合いは今ひとつ・・・
また、雲が多く天気が今ひとつで、谷あいということもあり、日射しが当たらず、ちょっと暗い感じだったのが残念でした。
天気予報では安定しない天候がしばらく続きそうなので、この後どうするか迷いながら走り続けました。
最終的に今後の予定を決めるため、湖の南側に位置する発荷峠に立ち寄り、車を降りて湖を眺めた後、売店で焼き餅(300円)を買い、それを食べながら地図と睨めっこ・・・
予定通り十和田湖でキャンプするか、それとも次の目的地へと進み、雨ならどこか宿に泊まるか・・・
でもやはりこのまま十和田湖を素通りするのは寂しいので、天候の不安はあるもののキャンプを強行することとし、峠近くの生出キャンプ場に向かいました。
生出キャンプ場は道路を挟んで湖に隣接する林間のキャンプ場で雰囲気が良く、これまでツーリングで訪れた際、2回とも利用している場所です。
利用者は誰もいないようでしたが、早速管理棟で手続きを済ませ(フリーサイト料金1300円、うち800円は駐車代)、管理人さんのご好意で炊事場やトイレのある管理棟近くのオートキャンプサイトにテントを設営(翌朝の撤収時に雨が降り出したので助かりました)。
この日のねぐらも決まって落ち着いたところで、十和田湖を周回すべく、ちょうど湖の真南に位置するキャンプ場から反時計回りに周回道路を走り出しました。
途中湖岸に降り立ったところ、かなりの風で湖面は波立ち、まだまだ天気は落ち着かない様子・・・
そこから一気に湖の北側の外輪山の稜線を600mほど登ると、湖を一望する展望台があるのですが、16時半を過ぎて薄暗くなり、それに凄い向かい風・・・
早々に展望台をあとにして先を急ぎ、湖の北西側に位置する滝ノ沢峠から黒石市方面へと通じる国道をしばらく下ったところにある温川(ぬるかわ)温泉に立ち寄ることにしました。
駐車場に車を停めた後、道路の向かいの橋を渡り、少し登ると「温川山荘」という一軒宿があります。
入浴料は500円で、ヒバ造りの浴槽の内湯と露天風呂があり、共に雰囲気があっていい感じ。
湯は無色透明で少し熱めでしたが、宿泊客の方に混じって温泉に入り、体を温めました。
温泉を出る頃には17時を過ぎ、山の中の一軒宿なのであたりはまっ暗・・・小雨も降り出した中、再び車を走らせ十和田湖に戻り、周回道路を走ってキャンプ場へと帰りました。
約60キロの十和田湖一周を終え、他に利用者のいない1人っきりのキャンプ場で早速夕食の準備を始めました。
オフシーズンの10月ということで仕方ないにしても、北海道の羅臼でのキャンプ以降、ずっと1人っきりのキャンプ場が続いています。
北海道と違い、ヒグマの危険はないものの、このキャンプ場でもツキノワグマの出没の危険があり、背後に迫る崖と森、そして相変らず吹き荒れる風は、何度キャンプを経験しても気味が悪いものです。
さて、この日の夕食の食材調達のため、湖畔の温泉街で食料品店に立ち寄ったものの、これと言った物が見当たらず断念。
仕方がないので、ご飯を炊き、こんな時のために持参していたインスタントカレーを温め、お店で買ったバナナと合わせて夕食としました(お酒はなし)。
この日はフェリーで3時間ほど仮眠して青森港着岸後、朝4時から行動を開始し、少々寝不足でお疲れ気味だったので、夕食後早々に片付け、20時半頃寝袋にもぐり込みました。