一人旅14日目は、4時前に起床。
寝る時間が早い(前日は21時半頃)せいもありますが、キャンプするとどうしても早く目覚めてしまいます。
外はまだ暗いのでテントの中でラジオを聞きながら、朝食の菓子パンを食べ、今日の行程をいろいろ思い描いて時間をつぶしました。
5時半を過ぎ、少し明るくなってきたので、外の様子をうかがうと、雲は多いものの風はなく、天候は落ち着いている様子・・・
北海道から東北に渡った2日前から、不安定な天気が続いていたので、天気予報の通り、これから回復し、晴天が続くことを期待して、後片付けを始めました。
ここ田沢湖キャンプ場では、雨対策として駐車場の隅の大型テント(ビニールハウス)の下にテントを張らせてもらったので、車もすぐ脇に停めることができ、テントの撤収&荷物の積み込みは簡単で助かったのですが、以前のツーリング時にキャンプした林間の素晴らしいサイトにテントを張らなかったのは少々残念でした。
荷物の積み込みも終わり、キャンプ場を6時半過ぎに出発。
湖を半周ほどして、ちょうどキャンプ場の反対側にある辰子像に立ち寄りました。
時間はまだ7時で、10時まで時間をつぶし、前日は入れなかった乳頭温泉郷の「鶴の湯」に行くことも考えましたが、またいつの日か訪れた時に必ず入ることとし、先を急ぐことにしました。
持参したツーリングマップが古く、市町村名がかなり変わっていて戸惑いながらも、スムーズにR105を走り続け、角館を経て大仙市(旧大曲市)へ。
道の駅に立ち寄り、手作りのよもぎ大福を買って食べながらしばらく休憩し、ここからR7へと入って更に南下を続けました。
ここでも道の駅に立ち寄り、波の打ち寄せる海岸の景色を眺めましたが、風があり、雲も多く、天気の回復にはまだまだ時間がかかりそうでした。
田園風景の向こうに鳥海山の姿が見え、ようやく念願叶って初めて訪れることができることに喜びながら、アクセルを踏み込み先を急ぎました。
3合目付近までは、松や杉の針葉樹の林が続いていましたが、途中から山肌の色が一変し、木は低いものの紅葉が広がる景色になりました。
振り返ると、日本海とちょうど走ってきたばかりの海岸線や象潟の街が一望でき、雲が多くて遠望は効かないものの、素晴らしい景色が広がっていました。
紅葉の中、ヘアピンカーブの連続するルートを上り続けると、国道から約16キロほどで、鳥海山の5合目にある鉾立展望台に到着。
標高が1100mほどあるので、さすがに風が冷たく、パーカーを着込まないと寒いほど・・・
初めての場所で初めて見る絶景はやはり最高でした。