私は「できるだけ長い期間バラの花を楽しみたい。」「バラの花が常に咲いている庭にしたい。」という思いから、ほとんど四季咲き性の苗を選びました。四季咲き性といっても、春から初夏にかけては見事な花を咲かせてくれるのですが、真夏の間は花の数もぐっと減って、じっと暑さに耐える時期が続きます。でも９月には入ると、バラ達は季節の微妙な移り変わりを察知し、急に元気を取り戻してシュート（新しい芽）を伸ばし、蕾をつけ、そして秋の開花の時期を迎え始めました。バーゴラのつるバラ（アンジェラ）も鮮やかなピンクの花を咲かせ（写真２枚目）、バーゴラから更に伸びた枝はダイニングの窓に届き、部屋の中から花の様子を眺めることもできるようになりました（写真３枚目）。
大輪の直立・横張り性のバラ達も、９月に入り、また蕾を付け始め、ちらほらと花を咲かせ始めました（写真４・５枚目）。春の花に比べると、大きさや色合い、香り、そして数とすべての点で劣りますが、夏の暑さに耐え、冬の休眠を前にもうひと頑張りして咲かせてくれた花なので、味わい深いものがあります。
