ブログ記事の更新が遅れ気味で、2週間前のツーリングになりますが紹介します。
秋も深まり、ツーリングには最高の季節となって、晴天が期待できそうな10/31の土曜日、ロングツーリングを計画しました。
南アルプスの西側に位置するこの場所はアプローチしにくいため、訪れたことのある人は少ないと思うので、最初に往路ルートを紹介しておきます。
「しらびそ峠」は今から30年ほど前に後輩から教えてもらって初めて車で訪れ、目の前に連なる南アルプスの山々の雄大な景色に感動し、自然の奥深さ・秘境ムードも気に入って、以降車やバイク、そして結婚後家族とも訪れた場所で、今年再びバイクに乗るようになって、「また、行きたい!」と思っていました。
本来なら、キャンプツーリングで1泊してゆっくりと周辺も含めて巡りたいところですが、なかなか実現できず、今年も秋が深まっていく中、急遽日帰りツーリングを思い立ちました。
距離があるので、6時半過ぎに自宅を出発・・・
標高が高い場所なので、上はフリースと昔使っていたエンデューロジャケット、下はツーリングパンツにオーバーパンツという冬装備で準備しました。
気温は3℃ほどだったので、体はそれほど寒く感じなかったのですが、グローブは革製で風は通さないものの、保温性はないので、最初の休憩ポイントである愛知県豊田市のR153沿いの道の駅「どんぐりの里いなぶ」に到着する頃には、指先の感覚がおかしくなってヘルメットが脱げないほどになっていました。
仕方がないので、何とかお金を出して自販機でホットの缶コーヒーを買い、指先をしばらく温めて復活させました(この時期のツーリングを甘く考え、グローブの選定を間違えました)。
体が復活したところで再びR153を進み、平谷村でR418へ・・・
その頃には陽射しが射すようになって指先の冷たさも気にする必要がなくなり、峠越えのルートは紅葉が真っ盛りで、気分も高揚し、絶好のツーリング日和となってきました。
峠を越えて長野県売木村、続いて阿南町へと移動し、R151と合流したところで、道の駅「信州信野千石平」で休憩・・・
駐車場には主に三河地方や浜松ナンバーのバイクが数多く停まっていました。
寒さでトイレが近くなり、用を済ませた後、そばなどの温かい物で腹ごしらえと思いましたが、営業しておらず断念・・・
道の駅を出発してすぐにR418へと入りましたが、「この先で通行止め」の看板(夏の大雨の影響?)があり、予定していたルートの変更を余儀なくされ、一旦R151を北上してから、天竜川方面に向かうルートを選択しました。
R151も大雨、がけ崩れの復旧工事のためか、何ヶ所か片側交互通行の箇所がありましたが、迂回ルートに進入・・・
ここからは初めてのルートになるので、期待を胸に慎重に走ると、途中から対岸に秘境ローカル線として知られるJR「飯田線」を対岸に見ながら天竜川沿いを走るルートとなり、紅葉で彩られた山肌に囲まれ、走っているだけで満足感が込み上げてきました。
その後、予定のR418に合流し北上して飯田市へと入り、道の駅「遠山郷」に立ち寄りました。
この道の駅は温泉施設があったものの、食べ物の売店は見当たらず、温かい物も補給できず、体を休めただけで出発・・・
懐かしい上村の景色と「しらびそ峠」はもうすぐとなり、期待を胸にR152を北上しました。
(その②に続く)