10/31に念願だった長野県飯田市上村の「しらびそ峠」を再訪し、天候に恵まれて紅葉と南アルプスの大パノラマを満喫した後、往路と異なるもう1つのルートで下り始めました。
峠付近は標高が1800m近くあり、針葉樹が中心でシラビソやカラマツ?は見事に黄葉していました。
途中、バイクを停めて景色を眺めると、いくつも連なる山並みと共に眼下にはこれから下っていく紅葉の山肌を見下ろすことができました。
峠を目指して上って来る対向車に気を付けながら下っていくと、中腹以降は広葉樹の紅葉で覆われたルートへと変化し、午後からの陽射しを浴びて輝くその景色に時々目を奪われてしまうほどでした。
その後、R152へと合流し、喬木村、飯田市街地へと抜けるため、すぐに三遠南信自動車道の「矢筈トンネル」(全長4176m、1994年開通)に入りました。
このトンネルは無料で、初めて「しらびそ峠」を訪れた30年前にはトンネルはなく、山越えルートで1時間以上掛かっていましたが、このトンネルのおかげで5分ほどで通過・・・
上村の秘境感は少し薄れたものの、住民の方には欠かせない道路となりました。
トンネルを抜けると高架道路は終了となり、県道へと合流・・・
飯田市では遅い昼食を取るため、以前からチェックしていた食堂を目指しましたが、2時の営業時間に間に合わず断念・・・
バイクのみ給油して満腹にし、R153号で帰路に着きました。
(ちなみにこの給油時の燃費は44.92km/Lでした。)
飯田市街から先のR153は広く、快走できるものの、2つの峠越えの山間ルートのため、15時前だというのにどんどん陽が陰り、少々肌寒く感じてきました。
そんな中、平谷村に入ってところで以前からチェックしていたいろり焼きのお店があり、遅い昼食を取って体を温めることにしました。
お店は営業時間中ではあったようですが、15時でお客さんはおらず、仕込み中のようで、定食しかできないということだったので看板メニューの「大柳定食」(¥1870)を注文・・・
囲炉裏の炭火を起こしてもらい、焼き方の説明を受けながら五平餅(2本)と山女魚の塩焼き(小さいので3匹)を焼き、暖を取りました。
五平餅は2分おきにひっくり返し、膨らんだらタレを付けて焼き上げて完成・・・
タレはクルミ、エゴマ、サンショウの3種類があり、いろんな味を食べ比べてみました。
山女魚は片面ずつしっかり水を落としながら焼いた後、お店の人の言うように頭から全部食べることができ、マスやイワナ、アユの塩焼きとは違った味と食感を楽しみました。
いろり焼きでしっかり時間が掛かってしまい、食べ終ってお店を出る頃には16時を過ぎ、陽が傾き始めていましたが、R153とR418の合流点で、往路とは逆の西に進み、その後、R257、R363を経て、自宅へと帰りました。
途中、すっかり暗くなり、バイク復活後、初めての夜間走行になりましたが、少々心細いセローのヘッドライトの明かりを頼りに走行しました。
走行距離は300kmを超え、山岳ルートが多かったこともあって距離以上に疲れましたが、念願だった「しらびそ峠」をバイクで再訪することができて、大満足のツーリングになりました。