重い気分で出発
昨日の土曜日、晴天予報で本来ならしっかりツーリングの計画を立てて、ウキウキ気分で出発するとこですが、3月から立ち上がった仕事でトラブルが発生・・・
このままだと仕事が後ろ倒しになり、GWの計画に影響が・・・
そんな状況下で、気分的には今ひとつでしたが、「こんな時こそバイクで気分転換!」と思い立ち、出掛けることにしました。
出発が遅くなったので、近郊でできればまだ行ったことのない場所を条件に検討し、岐阜県中津川市の恵那山越えのルートに決定しました。
30年越しの挑戦
今から30年ほど前、前のバイク「セロー225S」や四駆車「いすずビックホーン」で日本各地の林道を走破していた頃、恵那山と中央アルプスの鞍部に位置し、岐阜と長野をつなぐ神坂峠(みさかとう)越えの林道は、崩落がひどく、通行が困難で難易度の高いルートとして有名で、1度もトライすることなく過ぎていました。
しかし近年、岐阜県中津川の林道入口部には温泉リゾート施設ができ、Googleマップで調べて見ると、峠までのルート上に風穴や湧き水のガイド、さらに峠近くの登山口駐車場の案内も出ていることに気が付き、「もしかしてアプローチができるかも?」と気になっていました。
昨日はそのことを思い出し、急遽行先を恵那山神坂峠に決定・・・急いで身仕度して軽装で出発しました。
舗装林道「大谷霧ケ原線」
中津川市落合でR19を離れ、いよいよ恵那山の懐に向かうルートに・・・
クワリゾート湯舟沢を通り過ぎると、民家も次第に減り、道幅も狭くなる中、「神坂峠13km」の看板があり、それを頼りにルートを選びました。
途中、「林道大谷霧ヶ原線」の看板がありましたが、道幅は狭いものの舗装されており、カーブの続く林道を対向車に気を付けながら進みました。
風穴・強清水を通り過ぎ、杉やヒノキの植林帯を抜けると、いつしか道路脇に熊笹が現れ始め、目の前に稜線の景色が現れ始めました。
そして、ついに「神坂峠」に到着・・・
昔は悪路で有名なこのルートも、今ではすっかり舗装されていましたが、登山客以外訪れる人は少なく、眼下に今登ってきた林道ルートを見下ろしながら、感動に浸りました。
峠とルート探索
峠に到着して、一旦駐車スペースにバイクを置き、周辺を散策・・・
標高は1569mあるので、風が少し冷たい感じはするものの、天候に恵まれたおかげで、気分は最高でした。
旧道の名残か、神坂峠遺跡があり、周辺を散策・・・
その後、岐阜県側から上がって来たこの林道が、今度は長野県側に向けてどこまで行けるのか、先に進むことにしました(峠には、この先車での通り抜け不可の案内あり)。
峠から5分ほど走ると、分岐がありましたが、どちらにもゲートと「一般車進入禁止」の案内があり、ここで終了・・・
最後までダートは現れず、昔の悪路で有名だった気配は感じられませんでしたが、約30年越しで峠にやって来ることができ、満足感は十分でした。
~その②に続く~