先週土曜日、名古屋市内で買い物があり、長男とジムニーで出発・・・
ちょうどお昼時だったので、先に昼食を済ませることにしました。
いつも同じようなお店や食事ではつまらないので、このところ私の趣味になりつつある古い食堂巡りのリストから老舗麺処の「山田屋」さんを選らびました。
「山田屋」さんは県庁や市役所などのある官庁街の外れにあり、名古屋城のすぐ近く・・・
昭和5年創業の老舗で、YouTubeでの紹介動画を見て「いつか行こう!」とメモっておきました。
お店に到着すると、古い建物の外観と味のある看板が目に止まりました。
中に入ると開店時間を過ぎて30分くらいでしたが、既に10名ほど先客が居て、結構な人気ぶりでした。
早速席に着いてメニューを見ると、麺類はうどん・きしめん・そばと種類が多く、また丼物もありました。
麺類の中から、ここしばらく食べていない名古屋名物の「きしめん」を選択・・・
これだけだと足らないので、丼物の中から食べたことのない「木の葉丼」を注文しました。
待っている間店内を眺めると、古く黒光りした木製の棚に岡持ちやビール瓶が並べてあり、歴史を感じさせる店の雰囲気がたまりませんでした(思わず写真を撮らせてもらいました)。
戸棚はてっきり飾りかと思いきや、引き出しから割りばしが出てきて、戸を開けると丼物に付ける漬物が並んでいて、今もしっかり現役で使われていました。
さて、出てきたきしめんですが、麺は少しやわらかめの茹で具合で、つゆは少し薄めの素朴な味・・・
麺の量は意外と多く、久しぶりのきしめんを懐かしく味わうことができました。
一方、木の葉丼は初めて食べてみましたが、醤油だしで煮込んだ蒲鉾と椎茸がご飯の上に乗ったシンプルなもので、味は見た目のイメージ通り・・・
昭和の時代の素朴な丼感満載の一品でした。
食後は、お店の外観を眺めて写真を撮り、また道を挟んだ反対側にある「名古屋市市政資料館」にも少しだけ立ち寄ってきました。
市政資料館は大正時代に建造されたバロック様式のレンガ建造物で重要文化財に指定されており、映画やドラマのロケ地としても有名な場所・・・
訪れるのは初めてでしたが、必見の価値ありかと・・・