夏はバラにとって厳しい季節です。
折角伸びた新芽はゾウリムシが樹液を吸ってしおれ、新しい葉はチュウレンジバチの幼虫が食い荒らし、かろうじて付いた蕾はコガネムシがかじったりして、なかなかまともに花を咲かせることはありません。
何とか花が開いても、すぐにコガネムシがやって来て、花びらをかじってしまうので、きれいな状態の花を見ることはほとんどできず、夏は過ぎていきます。
でも夏が終わって涼しくなり、最近では虫の数も少なくなったせいか、今週庭に出て眺めてみると、いくつかきれいにバラが咲いていました。
四季咲きのバラは秋にも開花のピークがあり、先日その準備に剪定を済ませました。
これから新芽が伸び、蕾を付け、来月後半から11月にかけて秋バラの時期を迎えます。
秋のバラは春ほどの豪華さはないものの、気温が低いので花持ちが良く、じっくりと長い間花を楽しむことができます。
今年もきれいに咲き揃うか、楽しみです。