ふらのさんブログ

ツーリング/旅、植栽/ガーデニング、DIY、スウェーデンハウス建築記録と共に、日常の生活を綴っています。

一人旅 ~ 11日目 その1 ~

一人旅の11日目、1人っきりのキャンプとなった広い長万部公園で朝を迎えました。
 
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夜中から降り出した雨音で1時間おきくらいに何度か目が覚め、結局テントの中で朝食を食べながら、雨の様子をチェック・・・
 
ラジオの天気予報では、道南地方はお昼まで雨とのこと・・・この日は函館方面に南下する予定でしたが、幸い温泉巡りがメインの行程だったので、雨の影響はそれほど受けずにすみました。
 
雨が少し小降りになったタイミングを見て、テントを撤収・・・屋根のある炊事場や車に近かったので助かりました。
 
 
7時少し前にキャンプ場を出発し、R5を函館方面に南下。
 
10キロほど走った所でせたな町へと通じるR230へと移り、今金町の山奥の秘湯奥美利河(オクピリカ)温泉を目指しました。
 
奥美利河温泉はR230から更に渓流沿いの狭いルート(999号線)を10キロほど進んだ終点にあり、まさに秘湯!
 
アプローチが大変なため、これまでなかなか立ち寄る機会がありませんでしたが、今回ようやく念願が叶いました。
 
奥美利河温泉には宿泊可能な山の家(本館)やログハウスもあり、山奥の自然の中でゆっくりすることも可能です。
 
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早速、本館で入浴料300円を払い、撮影の許可ももらって別棟の温泉に向かいました。
 
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温泉には内風呂と露天風呂があり、少し薄暗い建物の中の内風呂は、木枠の風呂の底に小石が敷かれ、湯は透明でいい感じ・・・
 
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源泉は38℃と低めなので、ゆっくりと入るのにいい温泉です。
 
露天風呂は意外と広く、途中まで仕切り板はあるものの混浴。
 
露天風呂脇の岩盤から源泉が湧出しているものの、雨のせいか湯温が低く、温まりそうもないので、内風呂にじっくり入って体を温めてから出ました。
 
今回は雨の中の入浴になりましたが、晴れている時に長湯してくつろぎたいと思える温泉でした。
 
 
温泉の後、再び来た道を戻ってR230へと出て、せたな町へと向かい、そこからR229を南下し、八雲町へと向かいました。
 
R229に入って峠を越えて下って行くと、海岸線のルートとなり、右手に鉛色の日本海を見ながらの走行です。
 
旧熊石町で以前ツーリング時に立ち寄った平田内温泉の無料露天風呂である“熊の湯”に入るため山あいのルートに・・・
 
久しぶりの平田内温泉でしたが、途中の温泉施設は雨のせいか、土曜日にも関わらず人の気配がなく、閉館している施設もあって閑散とした気配が漂っていました。
 
そんな温泉街を過ぎて更に進むと、ようやく熊の湯の駐車場に到着したのですが、車上狙いや盗難注意の看板がたくさん設置されて異様なほどで、少々興ざめしてしまいました。
 
温泉は駐車場から100mほど先にあり、以前はバイクで近くまで行けたのに、今回は通行止めのゲートが設置されていて残念!
 
この温泉に来るまでに、以前と雰囲気が変わり、時の流れを感じるような場面がいくつもありましたが、到着した温泉を見下ろすと、昔と同様に道路下に脱衣所の小屋があり、更にその下には渓谷の岩をくりぬいた湯船がありました。
 
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他に利用者はなく、早速服を脱いで、露天風呂へと向かいましたが熱い!
 
この湯船にはすぐ上にある源泉から汲み上げた湯が間欠的に流れ込んでくるようになっているのですが、この湯が熱くてとても入れそうにありません。
 
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でも、よく見るとすぐ脇を流れる渓流の水を引き込むホースがあり、それで湯温調整してようやく入ることができました。
 
周りの渓谷の木々は紅葉のピークにはまだ少し早いものの、雨に濡れた緑はきれいであり、温泉のすく下をごうごうと音を発てて流れる渓流を眺めながら入る温泉は格別でした。
 
 
熊石からはR277で峠を越え、再びR5の通る太平洋側へ移動し、森町を目指しました。
 
このR277から森町に至るR5沿いにも見市、八雲町営、銀婚湯、濁川など魅力的な温泉があり、どこかもう1ヶ所くらい立ち寄ろうかとも思いましたが、またいつか別の機会の時のためにとっておくことにしました。
 
 
R5に入っても雨が降り続き、交通量も多くて、退屈な走行となり、また、長万部からR5で森町まで直行すれば約70キロの距離のところ、温泉2ヶ所に入るため、日本海側に出て140キロほど余分に迂回したので、疲れが出たのか睡魔にも襲われましたが、何とか正午過ぎに森町に到着しました。
 
森町と言えば、名物は“いかめし”。昔、バイクツーリングの際、森駅に立ち寄りいかめしを買った思い出があるので、今回も森駅へと向かいました。
 
森駅は改装されたのか、記憶に残っている昔のイメージと大きく変わっていましたが、よく見ると“いかめし“を買ったお店だけは(柴田商店)は昔のまま・・・
 
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懐かしい気分でお店に入り、“いかめし”(500円)を購入しました(保温されていてあったかい!)。
 
いかめしはいろんなメーカーのものを北海道各地のお土産店で見かけますが、やはりいかめしと言えば、森町の元祖“いかめし”(製造は阿部商店さんとか)!
 
車に戻り、昼食代わりに早速いかめしを食べ、自己満足に浸りました。
 
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この日の続きはまた後日・・・