冬のこの時期に必要なバラの作業のうち、剪定、誘引、鉢植え替えと順にこなしてきましたが、続いてバラの消毒作業を開始しました。
消毒は必須の作業ではありませんが、前年からの病気の原因や害虫を殺菌・殺虫し、今シーズンの病気や被害を少しでも抑えるのが目的で、効果のほどははっきりわかりませんが、3年ほど前から毎年実施しているので、実施しないと気持ちが悪く、今年も作業を始めました。
消毒に使用するのは「石灰硫黄合剤」で、10倍程度に薄めて使用しますが、正確にはバラには適用登録されていないので、自己責任での使用になります。
この薬剤についてネットで調べてみると、個人向けにホームセンターなどで販売されていた少量梱包品(例.500ml容器品)が販売禁止になったようです。
この薬剤は赤褐色で腐った卵ような臭いがあり、強アルカリ性で腐食性が高いので、噴霧器を使って散布はせず、面倒でも刷毛を使って1株ごとに、1枝ずつ塗っていくことにしています。
昨年はカイガラムシが例年よりも多く発生したので、薬剤散布前に歯ブラシでこすり落とし、完全駆除を目指して薬剤を塗っていきます。
まずは鉢植えのバラから作業を開始し、枝数にもよりますが1鉢5~10分ほど片付けていき、1日半で24鉢の消毒を完了しました。
これで鉢植えバラはほぼ完了し、続いて地植えのバラを進めるつもりですが、バーゴラに絡めたつるバラは大きく、何本もあるので大変です。
例年、つるバラの消毒は省略していますが、今年はカイガラムシが発生しているので、面倒でも少しずつ片付けるつもりです。