ふらのさんブログ

ツーリング/旅、植栽/ガーデニング、DIY、スウェーデンハウス建築記録と共に、日常の生活を綴っています。

旅の写真から ~その⑧~

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 年明けを北海道で迎えた1996年、旅から帰り2ヶ月もすると、早くも次なる旅への思いがフツフツと湧き始め、3月中旬に北海道へと旅立ちました。この旅の目的は、これまでの北海道の旅で見かけたことはあっても、じっくり観察し、写真にしっかりおさめることのなかったタンチョウヅルの撮影と、冬の釧路湿原を眺めること。その思いを胸に、2泊3日の行程で出発しました。
 この旅では写真撮影を目的としたため、趣味であるカメラ機材一式を持参することになり釧路への往復は飛行機を利用しました。釧路の駅前のホテルに宿を取り、そこを起点にバスや列車を利用して目的地へ移動という、それまでの移動型の旅から一変して滞在型のスタイルをとりました。
 初日と2日目には、阿寒町の「丹頂の里」の観察センターと鶴居村・鶴見台のサンクチュアリに立ち寄り、冬の間、エサを求めて飛来するタンチョウを観察し、目的の写真撮影を達成することができました。数十羽のタンチョウを間近で眺め、その美しい姿と鳴き声に感動したことが思い出されます。この時期のタンチョウは一生を共にするつがいで行動し、求愛のダンスも見せてくれ、カメラのファインダー越しに見たいくつものシーンは忘れられないものになりました(写真1・2枚目、残念ながらこの時のカメラは645サイズの中判カメラで、望遠が260mmまでしかなく、タンチョウの撮影には少々パワー不足でした。感動的なシーンをうまく撮影できないもどかしさ(腕の無さも含め)と、もう1度タンチョウの美しい姿を見たい衝動にかられ、1年後再び訪れることになります)。
 もう1つの目的である冬の釧路湿原の景色も感動的なものでした。列車を降りて歩いてたどり着いた細岡の展望台から見た、冬の広大な湿原とその中をゆっくりとした流れで蛇行する釧路川の景色(写真3枚目)。そして、夕暮れ時に釧路川の水面に映った夕焼け(写真4枚目)。冬の釧路はいくつもの感動的なシーンを与えてくれ、忘れられない旅になったのでした。