一人旅の10日目は4時半に起床。
前日、キャンプの利用手続きをした際、新冠町内の温泉割引券をもらったので、朝風呂に入りに行くことに、まだ暗い中出発しました。
新冠温泉“レ・コードの湯”はキャンプ場から車で10分弱の街の外れの高台にあり、宿泊も可能な大きな施設でまだ新しそう・・・
秋のこの時期は早朝5時から朝風呂営業していて、利用料400円(100円割引)を払って入ったところ、朝早いにも関わらず、利用者が何人もいてびっくり!
ひのき風呂、泡風呂、寝湯、打たせ湯、サウナなど種類が多く、露天風呂からは海を眺めることもでき、なかなか豪華。
前日は風邪気味だったこともあり、温泉に入らなかったので、この朝風呂でさっぱりしました。
朝風呂の後キャンプ場に戻ると、ちょうど日の出の時間になりました。
林間から射し込む朝陽を浴びながら朝食を済ませ、荷物をまとめて7時にキャンプ場を出発・・・この日の行動を開始しました。
前日同様は進路は西へ、R235を走り、日高、むかわ、厚真を経て、苫小牧へと入りました。
釧路以来久しぶりに大きな市街地を通り抜け、R276で支笏湖方面を目指しました。
R276は支笏湖まで森の中を貫く緩やかな坂道で、20キロほど真っ直ぐな道が続きますが、標高が高くなるにつれて、周りの紅葉の色が鮮やかになり、期待していなかった光景に気分が高まりました。
支笏湖はこれまでの旅では通過ばかりで立ち寄ったことがなく、周辺の温泉や樽前山など魅力的なスポットに寄ってみたい気もしたのですが、天気予報ではこの日の夜から崩れるということだったので、できるだけ先を急ぎたく、そのまま湖畔のルートを西へ進みました。
でも、日射しを浴びて輝く紅葉は美しく、このまま支笏湖を離れてしまうのが惜しくなり、湖の西の外れで一旦国道を離れ、湖岸の美笛キャンプ場に通じルートに進入しました。
しばらくは舗装道でしたが、最後にキャンプ場に通じる道は原生林の中のダートで、周りには巨木がいっぱいで何とも言えない森の香りが漂っていました。
思わぬ光景に興奮し、車を停めてしばしカメラ片手に周辺を散策&撮影を始めました。
途中、遠くの巨木の枝に動物の気配を感じ、よく見るとエゾリスが数匹遊んでいて、急いで望遠レンズに付け替え何とか撮影に成功!
続いて、鳴き声と共に木々を飛び渡る黒い鳥を発見!頭が赤く、クマゲラでした。
初めて見るクマゲラに興奮してあとを追いましたが、動きが早く、残念ながら撮影はできませんでした。
ここ美笛の森に感動し、キャンプ場に泊まってしばらく滞在しようかとも考えましたが、天気は下り坂なので、いつの日か美笛キャンプ場をベースに支笏湖周辺を巡ることを誓い、後ろ髪引かれつつこの巨木の森をあとにしました。
興奮状態のまま再びR276に戻り、しばらく進んで美笛峠を越えると、大きなログハウスの道の駅があり、ちょっと休憩していくことに・・・
どこかの高校の修学旅行生で賑わっていましたが、道の駅の隣にある「きのこ王国」には観光バスが何台も停まり、更に賑わっている様子・・・
気になって「きのこ王国」をのぞいてみると、名前の通りきのこを使ったお土産を中心の豊富な品数にびっくり。
また、レストランには100円で大人気のきのこ汁をはじめ、いろんなメニューがたくさんあり、更においしそうなお弁当も販売していて迷うほど・・・
昼食にはまだ早かったので、きのこ汁だけ注文しましたが、入っているきのこの種類も多く、おいしく味わいました。