昨年秋に愛車ジムニーで出かけた一人旅・・・
このルートは独身時代に志賀高原周辺の林道巡りをした際によく走った道で、懐かしい気持ちで走り出しましたが、道幅は相変らず1車線で狭いものの、全線舗装化が進み、すれ違う車も多くて昔の面影はなく少々ガッカリ・・・
でも、峠部分の笠ヶ岳の登山口には昔のように茶屋があって、ホッとしました。
峠の茶屋を過ぎると、緩やかな下りのルートとなり、山肌の紅葉が次第に鮮やかになってきました。
眼下に黄色く輝く山肌とこれから向かう山田牧場を眺め、遥か前方には青空と共に北アルプスの山並みを見渡すことができ、最高の気分・・・
ルートを下って到着した山田牧場は昔のように牛が放牧され、素朴な雰囲気が漂っていました。
ちょうどこの辺りの紅葉がピークのためか、平日にも関わらず秋の1日を楽しむために訪れた人で賑わっていました。
途中、何度か見事な紅葉を見つけるたびに車を停め、撮影を楽しみながら進み、南志賀エリアへと入りました。
南志賀には七味温泉や五色温泉など魅力的な温泉があり、久しぶりに温泉に入って汗を流そうと寄ってみましたが、温泉宿の駐車場はどこも満車・・・
停める場所を探して温泉に入っても人が多くてゆっくりできそうもないので、諦めて南志賀をあとにしました。
この時点で時間は13時過ぎ、これから先のルートを考えると、戸隠、乗鞍、八ヶ岳などいくつか久しぶりに立ち寄りたい場所がありましたが、旅も15日目で疲れもあり、このまま帰路についておとなしく自宅に帰ることにしました。
以前も立ち寄ったことのある定食屋さんに行ってみましたが、17時まで昼の休憩時間・・・
他のお店も探してみましたが、この辺りの飲食店は14~17時くらいまでお休みのお店が多く、結局食事は諦めて先に進むことにし、R361の権兵衛トンネルを経由してR19 に抜けることにしました。
伊那からR19の木曽方面へは、以前から権兵衛峠を越えるルートがあったのですが、険しい山岳道路で時間がかかり、利用者の少ない寂しいルートでした。
でも2006年にトンネルが開通し、木曽方面へのアクセスは大幅に改善・・・
開通後、まだ1度もこのトンネルを走ったことがなかったので、旅の最後のルートに選んでみました。
トンネルに入る直前、振り返ると秋らしい雲と南アルプスの山並みを眺めることができ、旅の最終日となったこの日、1日中秋晴れの好天に恵まれたことに感謝しました。
旅もいよいよ終わりが近づき、あとは無事に自宅に帰るのみ・・・
そこから中央自動車道を使って一気に自宅を目指しました。
自宅には20時前に到着・・・15日間にわたる長期の一人旅を無事に終えました。