ふらのさんブログ

ツーリング/旅、植栽/ガーデニング、DIY、スウェーデンハウス建築記録と共に、日常の生活を綴っています。

一人旅 ~ 8日目 その2 ~

一人旅の8日目の午後は、多和平から釧路方面に移動。R391を南下し、途中標茶道道243へと入り、釧路湿原の北端にあるコッタロ展望台を目指しました。
 
8日目のこの日はさわやかな秋晴れとなり、道東の雄大な景色の中の走行は最高です。
 
牧草地には牧草ロールが転がり(最近のロールは黒や白のビニールでラップされていて、昔のような牧草のままのロールは少なく、景観的には今ひとつ)、小高い丘には蟻の群れにも見えるほどの牛達が放牧されていました。
 
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また、広々とした牧草地の中で優雅に草を食べる馬達やどこからか飛来して休んでいるタンチョウヅルなども見かけ、次々と北海道らしい景色に出会いながら車を走らせました。
 
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こうして多和平から1時間ほどでコッタロ展望台に到着。
 
周りにはお店など何もなく、写真などの展示コーナーとトイレを兼ねた建物があるだけでひっそりとしていましたが、車を降り、小高い丘の上にある展望台へと登ってみました。
 
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展望台からは茶色く色付いたヨシの湿原が拡がり、コッタロ川が悠々と流れる景色を見下ろすことができ、この秋の湿原の景色を撮影。
 
タンチョウが飛来していないかと期待していましたが、残念ながら見つけることはできませんでした。
 
 
コッタロ展望台の後は再びR391へと出るため、湿原を横切る砂利道を5キロほど走行。途中の橋で湿原の中を蛇行してゆっくりと流れる川を眺めたりもしました。
 
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R391に出てからは、これまでの旅で何度も利用し、また2004年の家族旅行の時には宿泊した思い出のあるシラルトロ湖畔にある茅沼温泉にも立ち寄りました(入浴料400円)。
 
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温泉に入ってさっぱりした後は湿原を一望することのできる細岡の展望台に移動。
 
細岡の展望台はこれまでいろんな季節に何度も訪れた場所で、前回は2004年に家族で来て以来7年ぶりでしたが、展望台も景色も昔のままで大きな変化はなく、久しぶりに雄大な景色を楽しみました。
 
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それと同時に前回の旅で、展望台周りの落ち葉の道を走り回っていた子供達の姿が思い出され、一人旅は気楽であるものの、家族との旅も思い出を共有できていいものだと、ふと感じたりもしました(この日の知床から釧路へのルートは2004年の家族旅行の時と同じような行程になったため、訪ねた場所ごとに家族との懐かしい場面が思い出される1日でした)。
 
 
展望台からは、今もまだダートのままで残っていたルートを走ってR391へと出て、釧路の街へと向かいました。
 
釧路の市街地へと入り、案内標識を頼りに何度も右折左折を繰り返して何とか駅前に到着。釧路の街は1998年の新婚当時、妻と二人で訪れて以来なので本当に久しぶりです。
 
早速、駅前にある和商市場に立ち寄り、海産物を物色し、長男の好きな生イカ(刺身用)、次男の好きなイクラ醤油漬けをはじめ、ほっけやさんまなどを購入し、自宅へと発送しました。
 
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続いて釧路駅にも立ち寄ってみましたが、北海道の各駅舎が次々建て替えられていく中、久しぶりの釧路駅は昔の面影のままで、懐かしい気分で昔列車の旅でこの駅に降り立った時のことを思い出しながら、構内を散策しました。
 
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そして、駅構内で観光案内所を見つけ、駅周辺で1番安い宿を紹介してもらい、17時過ぎホテルにチェックインしました(ちなみに宿代は3900円)。
 
この日キャンプではなくホテル泊としたのは、久しぶりにベッドで眠って疲れを癒すためと、溜まった洗濯物を洗うため・・・そして、もう1つは「炉ばた焼き」。
 
釧路は「炉ばた焼き」店の発祥・発展した街(発祥は仙台とか?)であり、炉ばた焼き店や居酒屋が多く点在する街でもあります。
 
その中でも発祥の店と言われる「炉ばた」に立ち寄るため、この日はわざわざホテル泊としました。
 
 
チェックイン後、ホテルのコインランドリーで洗濯をし部屋の中に干し終った後、小雨の降り出した飲み屋街に歩いて出かけました。
 
久しぶりの「炉ばた」は建物の2階部分は改修したのか綺麗になっていましたが、相変わらずその外観には古くからのお店である雰囲気が漂っていました。
 
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ランプの光で照らされた薄暗い店内も、壁や天井は炭火のススで黒く光り、コの字型のテーブルで囲まれた中央におばぁちゃんがひとり炭火で魚や野菜を焼くというスタイルは変わっておらず、ひと安心しました。
 
この日は平日にも関わらず満席で、少し待った後、この独特の雰囲気の中、冷酒を飲みながら、いか刺し、さんま、ししゃも、なす、しいたけの焼き物を味わいました。
 
 
冷酒の酔いがまわり、すっかりいい気分になったので、この後ホテルとは反対方向の幣舞橋(ぬさまいばし)周辺のウォーターフロントまで足を延ばして散策。
 
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幣舞橋周辺は釧路フィッシャーマンズワーフなどの観光施設もでき、見所はいろいろありそうでしたが、もう時間が遅く閉まっていて残念・・・「またいつか家族と一緒に・・・」と思いながら、ホテルへと戻りました。
 
歩くほどに酔いがまわり、ちょっと危ない状態でしたが、何とかホテルに到着。こうして8日目の夜が終りました。