一人旅7日目の朝、目覚めるとテントを叩く雨音は聞こえず、前夜からの雨はあがった様子・・・ひと安心してこの日が始まりました。
明るくなり始めた5時過ぎにテントを出ると、空には雲がほとんどなく、日の出が期待できそう・・・カメラを持ち出し、朝の散歩に出かけました。
東の空を眺めることのできる湖岸に出ると、既に空は赤く染まり始めていて、寒い中カメラを構えて日の出の瞬間を待っていると、ついに摩周岳(?)の山影から太陽が顔を出し、それと同時に湖面に光の帯が映りました。
日の出はその前後のわずかな時間が撮影の勝負なので、夢中で何度かシャッターを切り、撮影を楽しみました。

日の出の後は静かな湖面に映る周りの山々の景色を眺め、まだ少し早い紅葉と2泊したテント周辺の景色を撮影し、朝食を食べて早々に出発の準備を始めました。

天気予報ではこれから数日は晴天が期待できそうで、しかも次の目的地は知床・・・はやる気持ちを抑え7時にキャンプ場を出発しました。
屈斜路湖を離れるにあたり、もう一度湖岸の道路を通って記念撮影・・・2004年の秋に家族で訪れた時は見事な紅葉だったので、「今回も!」と期待していましたが、今年は紅葉のピークに早過ぎて残念でした。
でも、前日の雨に濡れた木の葉は朝陽を浴びてきれいに輝き、そんなシーンを探しては写真を撮りました。


R334に入ると前方に斜里岳の秀峰を眺めながらの走行となり、気分は最高。

半島にさしかかると今後は海岸沿いのルートとなり、左に青い海を見ながらの走行に変りました。
そして9時にオシンコシンの滝に到着。
車を降り、散策路を歩いて、落差60mの滝を間近で見上げ、いろんな角度から滝の撮影を楽しみました。

滝の後、道の駅ができ、道路が整備されて大きく様変わりしたウトロを通過し、知床五湖を目指しました。
知床五湖は歩道の利用条件が変更されていて、以前歩いた地上遊歩道は8/1~10/20の期間は申請書を記入し、レクチャーを受けることが必要なっていました。
そこで、新たに建造された高架木道(こちらは期間を問わず無料)を散策することにしましたが、熊笹の原野の中に造られた木道は眺めが最高。

知床連山とオホーツクの海を交互に眺め、時々木道のすぐ脇で気持ち良さそうにたたずむエゾシカを見つけたりして(ここのシカ達は完全に人馴れしていて逃げる気配なし)、1湖までの往復1.6キロを存分に楽しみました。

この日の旅の続きはまた後日・・・