一人旅の2日目はフェリーで舞鶴から北海道 小樽へと移動。
0:44舞鶴出港後、1:15の消灯に合わせてガラガラの2等客室で眠りに就いたが、朝はいつも通り6時過ぎに目ざめてしまい、他のお客さんがまだ寝ている中、静かに起き出して早速船内を散策しました。
舞鶴出港時は小雨が降っていたが、船尾のオープンデッキに出ると、雲の切れ間から陽光が射していて、天気予報から晴天を期待していなかっただけにハッピーな気分に・・・
やはりどんよりと曇った灰色の日本海を航行するよりは、青い海と空、そして白い雲を見ながらの船旅の方がいいもので、それだけでハッピーになります。
デッキに出ると潮の香りと共に、フェリーの吐く煙の臭いが何とも懐かしく、今旅をしていることを実感!
フェリーの旅は飛行機と違って時間がたっぷりあるのがいいものです。
飛行機では北海道まで2時間ほどで、あっという間に目的地に到着するので、休みが短い時には有難い移動手段ですが旅情は今ひとつ・・・
それに比べ、フェリーはたっぷり時間があるので、往路では少しずつ北海道に近づいているのを感じながら、これから始まる旅への期待で胸を膨らませ、帰路では旅の疲れを癒すと共に楽しかった旅を振り返り、また次の旅へと想いをはせる・・・
フェリーの船旅ではそんな時間を過ごすことができ、旅を満喫できるのがたまらなくいいのです。
今回の旅でも地図を見てルート検討しながら、これから始まる旅に期待し、ちょっと疲れたら昼寝したり、コーヒー&おやつを食べたり、お風呂に入ったりして、このたっぷりある時間を贅沢に過ごしました。
また、今回の乗船ではフェリー会社の企画でビンゴ大会があり、ちょっと参加してみると、クジ運のあまりよくない私には珍しく、ビンゴでソフトクリーム券が当たったりも。
船内散策でレストランのメニューを見てみると、メニューが増えておいしそう・・・
でも昔から“フェリー船内の食事は高くておいしくない”というイメージがあり、今回も昔の癖で乗船前に朝食・昼食の食料を買って持ち込んでいるので、今回の旅ではレストランを利用することはなく残念!(フェリーには給湯室があるので、インスタント食品なども可。私の場合、インスタントコーヒーまで持ち込んでいるので、船内ではほとんどお金を使わずに済ませてしまった。売上げに貢献できず、フェリー会社さん、すいません)。
1995年、私がバイクツーリングで初めてフェリーを利用して北海道に渡った時は約30時間の船旅でしたが、新しいフェリーが導入されるたびに早くなり、今回は約20時間で小樽港に着港(20:50)。
小樽はあいにく雨模様でしたが、7年ぶりにも関わらず、懐かしい景色がそこにあり、長い時間が経過したことを全く感じない不思議な感覚に・・・
こうしていよいよ北海道に上陸し、愛車ジムニーで巡る旅がいよいよスタートしました。