濃黄の中輪カップ咲きのグラハムトーマスは、花と香りのどちらも楽しむことができ、また丈夫で育てやすいので人気のある品種のようです。

また、生長も早くつるバラとしても活用できることから、我が家ではバラ栽培を始めた最初の頃にバーゴラ部分に植えて育ててきました。
今年も咲き始めたものの、何やら様子が変・・・
(今年の様子)

バーゴラの手前側にこのバラが絡めてあるにも関わらず、すき間だらけで花はもちろん、葉があまり茂っていない状態です。
下の写真は、昨年の様子ですが、その違いは明らかで、現在枝先から黒く枯死が進んでいます。
(昨年の様子)

実は、今年の春先、芽吹きと同時に、根元部分におがくずのようなものが溜まっているのを発見!
よく見ると根元の幹の部分に小さな穴があいていて、何か虫が食っている様子。
ネットで調べてみると、カミキリムシの幼虫による食害がヒットし、そう言えば昨年、このグラハムやモッコウバラにゴマダラカミキリの成虫が飛来し、幹をかじって部分的に枝先が枯れてしまう被害が発生していたことを思い出しました。
その時はあまり気にしていませんでしたが、もしかするとこのバラの幹の穴とおがくずは、カミキリムシの幼虫の被害かも?
となるとかなり深刻で、最悪の場合、枯れてしまうこともあるようです(ネット上でもこのグラハムトーマスのカミキリ虫被害は多い様子)。
気が付くのが遅くて、既に株がかなり弱っており、抵抗力も落ちているせいか、黒点病も拡がっています。
幼虫は穴から針金を突っ込んで退治したのがうまくいったのか、以降おがくずが出ることはなく小康状態を保っています。
このバラは3年かけてバーゴラを覆うほどまで大きくし、いい感じになってきた矢先なので、このまま枯れてしまうと非常に残念です。
何とか持ち堪えて、復活して欲しいものです。