1994年、正月休みを利用して旅立った九州ツーリング。
鹿児島からフェリーで屋久島に渡り、島ではキャンプしながら2泊3日の滞在中に、1周約110キロの海沿いの周回道路を走りまわって、いくつかの温泉や滝などのスポットを巡りつつ、途中、島の東側の安房林道から、島の内陸部、屋久島の懐深くへと入って行きました。
周回道路では周りの木々や雰囲気は内地とそれほど違いがなく、屋久島独特の景色を期待していただけに少々がっかりした気分もありましたが、林道に入り20キロほど進むと、標高は1000mを越え、空気がひんやりと変わってくると同時に、道路の周りには屋久杉らしき巨木が現れ始めました。
林道の終点まで走ると、そこは九州の最高峰「宮之浦岳(1935m)」へと通じる登山道(写真1枚目)。登山道を歩いて、頂上からの景色を見てみたい気持ちはあったのですが、登山の経験はほとんどなく、片道約4~5時間に耐え得る体力と、そして装備も時間を持ち合わせておらず、「いつか必ず!」という思いを胸に登山道をあとにしました。
また、屋久島と言えば樹齢7200年と言われる「縄文杉」ですが、それを見るには別のルートで片道約5時間の登山道を歩く必要があり、この旅では縄文杉も断念しました。しかし、その代わりに林道沿いにある樹齢3000年の「紀元杉」を見学(写真2枚目)。道路側から見ると、あまり生気を感じない老木に見えましたが、バイクを降りて散策路から進み、杉の根元に行ってみると、直径2..5mほどもある巨木は生気がみなぎり大迫力(写真3枚目)。そこから見上げた杉の姿には圧倒されてしまいました(写真4枚目)。「紀元杉にしてこの迫力。縄文杉はどれほどだろう?」と益々「いつかまた!」という思いが強くなりました。
林道の帰り道、道路にくつろぐ屋久猿の群れに遭遇。完全に人馴れしていて、逃げる気配はなく、しばらくかわいい毛づくろいの様子を眺めていました(写真5・6枚目)。写真撮影に熱中していると、バイクの近くに置いてあったリックから、食料を持ち逃げされてしまいました。屋久島の猿は要注意です。
この旅での島の滞在は短く、またじっくり計画もせずに臨んだので、宮之浦岳登山や縄文杉の見学などはできぬままに終わってしまいました。しかし、それでも初めての屋久島は国内の他の場所では見られない自然や景色で迎えてくれ、多くの感動を与えてくれました。1994.1.2、この旅の満足感を感じつつ、「また、いつか!」という思いを胸に島をあとにしました(実は、その2年後、再び屋久島を訪れることになります。その時の記事はまたいつか・・・)。
鹿児島からフェリーで屋久島に渡り、島ではキャンプしながら2泊3日の滞在中に、1周約110キロの海沿いの周回道路を走りまわって、いくつかの温泉や滝などのスポットを巡りつつ、途中、島の東側の安房林道から、島の内陸部、屋久島の懐深くへと入って行きました。
周回道路では周りの木々や雰囲気は内地とそれほど違いがなく、屋久島独特の景色を期待していただけに少々がっかりした気分もありましたが、林道に入り20キロほど進むと、標高は1000mを越え、空気がひんやりと変わってくると同時に、道路の周りには屋久杉らしき巨木が現れ始めました。
林道の終点まで走ると、そこは九州の最高峰「宮之浦岳(1935m)」へと通じる登山道(写真1枚目)。登山道を歩いて、頂上からの景色を見てみたい気持ちはあったのですが、登山の経験はほとんどなく、片道約4~5時間に耐え得る体力と、そして装備も時間を持ち合わせておらず、「いつか必ず!」という思いを胸に登山道をあとにしました。
また、屋久島と言えば樹齢7200年と言われる「縄文杉」ですが、それを見るには別のルートで片道約5時間の登山道を歩く必要があり、この旅では縄文杉も断念しました。しかし、その代わりに林道沿いにある樹齢3000年の「紀元杉」を見学(写真2枚目)。道路側から見ると、あまり生気を感じない老木に見えましたが、バイクを降りて散策路から進み、杉の根元に行ってみると、直径2..5mほどもある巨木は生気がみなぎり大迫力(写真3枚目)。そこから見上げた杉の姿には圧倒されてしまいました(写真4枚目)。「紀元杉にしてこの迫力。縄文杉はどれほどだろう?」と益々「いつかまた!」という思いが強くなりました。
林道の帰り道、道路にくつろぐ屋久猿の群れに遭遇。完全に人馴れしていて、逃げる気配はなく、しばらくかわいい毛づくろいの様子を眺めていました(写真5・6枚目)。写真撮影に熱中していると、バイクの近くに置いてあったリックから、食料を持ち逃げされてしまいました。屋久島の猿は要注意です。
この旅での島の滞在は短く、またじっくり計画もせずに臨んだので、宮之浦岳登山や縄文杉の見学などはできぬままに終わってしまいました。しかし、それでも初めての屋久島は国内の他の場所では見られない自然や景色で迎えてくれ、多くの感動を与えてくれました。1994.1.2、この旅の満足感を感じつつ、「また、いつか!」という思いを胸に島をあとにしました(実は、その2年後、再び屋久島を訪れることになります。その時の記事はまたいつか・・・)。