ふらのさんブログ

ツーリング/旅、植栽/ガーデニング、DIY、スウェーデンハウス建築記録と共に、日常の生活を綴っています。

マイホーム改修/再塗装4(ウッドデッキ木部の劣化)

建築後、19年目に入った我が家ですが、建築時に木製にこだわって、南側リビング前のウッドデッキをはじめ、東側キッチン勝手口、北側玄関出入口もウッドデッキ仕様にしました。

これらデッキの中で南側と東側のデッキは、数年前からデッキに上がる階段(踏み板)が朽ち、床板も腐って危ない状態になっていました。

それに対し、北側玄関のデッキは、直射日光が当たる時間が短いことやデッキ上に屋根があり、雨に濡れにくいことが影響してか、現在でもほとんど傷んでいません。

昨年夏に木製バルコニーの大引きの柱が朽ち落ちたのを機に、昨年末に南側と東側のデッキを解体&更新しました。

19年の歳月を経て、ウッドデッキは傷んでしまいましたが、木製を好んで選択したので仕方のないところ・・・

入居からの少ないながらも行ったウッドデッキの再塗装メンテの記録と劣化の経過をまとめてみました。

 

◆南側デッキ

2007年10月と2010年10月の2回メンテを実施。

床のスノコ板と根太は防腐剤注入材が使用されており、最初から無塗装だったので、メンテ時も塗装せず(根太は物理的に再塗装不可)。

スノコ板は、定期的に撥水塗料でメンテした方が良かったかもしれません。

ウッドデッキ側面の目隠し材と階段部のみ、ハウスメーカー推奨のキシラデコールを塗ってメンテしましたが、面積が少なく、塗りやすい場所なので、比較的簡単に作業できました。

 

・2007年10月(入居後2年目、1回目メンテ時)

床材スノコ板はまだまだ傷みなし。側面の板に早くも反り発生。

2年目でまだきれいな頃のリビング前デッキ

キシラデコールでメンテ。側板の反りが気になるところ・・・

・2010年10月(入居後5年目、2回目メンテ時)

良くないとわかっていたものの、デッキ上にバラの鉢植えを並べて鑑賞・・・

デッキ側板・階段部の色落ちが激しく、階段踏板の割れも進行・・・

デッキの上にバラの鉢植えを配置・・・

階段の踏み板の割れが目立ち始めた。

・2016年5月(入居後11年目)

この後、正確な年は不明ですが、階段部が朽ちて使用不可となり、2016年に手持ちの端材で階段踏み板を付け替えしました。

踏み板の固定部分が腐っていた。

手持ちの端材でDIY修理

・2023年10月(入居後18年目)

その後、床材が腐って抜けるようになって使用不可となり、目隠し側板が落下するまで進行していきました。

昨年末のデッキ解体前の状態は写真の通り。

見るも無残な状況・・・

◆勝手口デッキ

2007年4月、2010年10月、2015年9月の計3回メンテ実施。

構造は南側デッキと同じのため、メンテ方法も同様。

 

・2007年4月(入居後2年目、1回目メンテ時)

この段階では塗装の色落ちくらいで特に目立った傷みなし。

2年目でまだきれいな勝手口デッキ

・2010年10月(入居後5年目、2回目メンテ時)

5年目の段階でも、大きな傷みはありませんでしたが、その後このデッキも最初に階段部が朽ちて使用不可に・・・

南側デッキよりは日照時間が短いためか、デッキ本体の傷みは少なかったものの、床板材はその後、水垢・黒カビ?が付いて見映えは悪くなっていきました(表面研磨すればいけたかも・・・)

まだまだ見た目はきれい・・・

・2023年10月(入居後18年目)

昨年末のデッキ解体前の状態は写真の通り。

階段は朽ち、床材は黒く汚れてしまった。

元々、勝手口の利用はほとんどなかったため、デッキ劣化の影響はほとんどなく、見た目だけの問題・・・

最終的に解体のみ行って、新規に造作はしませんでした。

 

◆玄関デッキ

2008年7月、2010年10月、2015年9月、2020年5月の計4回メンテ実施。

デッキと階段部に手摺があり、この部分の再塗装が結構面倒でした。

 

・2008年7月(入居後3年目、1回目メンテ時)

特に傷みはなく、色落ちのみ・・・

玄関デッキに登る階段部にしっかりキシラデコールを塗りました。

日々の出入りで階段部の塗装色落ちは激しかった。

・2010年10月(入居後5年目、2回目メンテ時)

階段部の他に、手摺部やデッキ側面の木部も再塗装して、きれいに復活しました。

再塗装できれいになって復活!

・2020年4月(入居後15年目、4回目メンテ時)

15年目の段階でも、北側になる玄関デッキ部の木部の傷みはほとんど目立ちませんでしたが、他のデッキ同様、黒い水垢・カビ?と緑の藻の付着が目立つようになり、かなり情けない状況に・・・

流石に汚れの上から再塗装する訳にはいかないので、しっかりたわしで擦って汚れを落としました(高圧洗浄機がないので、人力洗浄・・・)

階段部の洗浄前後の様子

手摺部の洗浄前後の様子

階段踏み板部の塗装もかなり落ちていました。

手摺部分も再塗装・・・

・2023年10月(入居後18年目)

玄関デッキ部は、登り口の手摺部分の柱の根本付近が腐朽と小さな黒蟻の進入で劣化があるものの、それ以外は大丈夫そう・・・

昨年末のリフォーム時は、再塗装以外に特に解体や造作はしませんでした。

 

我が家のウッドデッキはこのような経過で劣化が進み、昨年末に南側デッキと勝手口デッキを解体し、南側デッキを新規に造作してもらいました。

同じハウスメーカーの方のデッキにも当てはまるかは分かりませんが、参考になれば幸いです。

もっとしっかりメンテしていれば、延命できたかもしれませんが、我が家の場合、劣化を促進する要因が考えられるので、最後に参考として列記しておきます。

 

◆ウッドデッキ劣化促進要因

①南側デッキは、西隣の関係で、午後から日陰になり、またデッキの横に木を植えていて陰になり、乾燥しにくく、デッキが湿りがち。

②南側ウッドデッキの上に、バラなどの鉢植えを置いていたので、床材が湿りがち。

③18年で再塗装メンテが2~3回で、そもそもメンテの回数が少ない。

④床材は無塗装材だったので再塗装メンテをやらなかった(撥水塗料でも塗っていれば良かったかも・・・)。

⑤木を腐らせる「白色腐朽菌」の発生が多い土地柄で、バルコニーの大引き材の腐朽と同様、デッキの床板下の根太材、側面の目隠し材も白い菌が付着し、腐食が進行していた。