我が家の屋外木部
木の温もりが感じたくて、木造住宅でマイホームを建築し、早いもので19年目に入りました。
屋内木部は特に問題はないのですが、屋外の木部、我が家の場合だと、
①バルコニー
②ウッドデッキ
③窓枠(窓はアルミサッシでなく、木枠)
④玄関ドア
があり、この中で先の記事でも紹介したように、①②のバルコニーとデッキが19年の歳月で朽ちてしまい、特にバルコニーは梁(大引き)の落下で、危険な状態になり、急ぎ改修するになったのでした。
(バルコニーで洗濯物を干していたので、使用できないと不便・・・)
木の温もりはいいけれど・・・
マイホームを建てるにあたり、耐久性のことは少しよぎったものの、木の温もりや外観は捨てがたく、お気に入りのハウスメーカーで木造住宅を建築しました。
建築後10年目くらいまでは、屋外木部(バルコニーやデッキ)の傷みはそれほど気にならず、反りや色の変化は「味が出てきた」くらいに思っていたのですが、10年を過ぎ、朽ちている感が出てくると、もはや味とは言えなくなってきました。
さらに、我が家の場合は、
- ウッドデッキの上にバラの鉢植えを並べて鑑賞
→ デッキ床板が湿りがち・・・
- バルコニーにはモッコウバラを絡めて育てていた
→ 大引きなど梁の部分が隠れて乾燥しにくい
- 粘土質の土地で、庭の水はけが悪く、湿気がこもりやすい。
- 北側区画の土地で、庭のある南側と西側に大きな隣家があり、日照時間が短い季節がある。
→ 特に冬場は結露もあって、常に湿っている感じ・・・
- 自然豊かな土地柄で、木を腐らせる「白色腐朽菌」の発生が多い。
→ 後に、リフォームの担当者から、このエリアは名古屋市内に比べて、腐朽菌の発生が多く、我が家よりも早い段階で、屋外木部のリフォームをやっているお宅も多いらしい・・・
の条件も重なって、木部の劣化がより早く進んだかもしれません。
お気に入りのハウスメーカーで建てた木造住宅で、建築当初は満足感でいっぱいだったものの、年月の経過と共に進行する屋外木部の劣化・・・
いずれ直面する問題であることは頭の片隅でわかってはいたものの、実際に改修工事を依頼し、多額の費用を見ると、木造住宅を維持する大変さを痛感することになりました。
次回の記事では、屋外木部の劣化の詳細を順に紹介したいと思います。