外来診察前の体調・心境
今日は、前立腺摘出手術後2回目となる外来診察を受けてきました。
手術により、前立腺癌を完全に採りきることができたかを確認するため、1週間前に採血し、今日はそのPSA値の結果を聞いて来ました。
7月に手術を受けてから4ヶ月が経過しましたが、体調は良好で、術後の合併症である尿漏れはほとんどなく、排尿終了時に感じていた下腹部(膀胱・尿道吻合部?)の引っ張り感もほとんど気にならなくなっていました。
体調的にはいくら良好では、癌になった以上、やはり気になるのは転移や再発・・・
前回8月の診察では、摘出した前立腺の病理検査の結果から、癌は前立腺内に限局的で、切除面には存在しないことから、主治医からは、「今後の再発のリスクは低い。」と言われましたが、PSAの値は0.107・・・
摘出後のPSAの判断基準は0.2で、2回連続してこの数値以上を示すと「生化学的再発」の判断になり、前回の診察で、主治医からは「PSAの値は次回もっと下がります。」と言われていたものの、今回本当に下がってくれるのか、不安に感じながらの診察でした。
また、外来診察直前になって気になり出したのが腰痛・・・
もともと腰痛持ちだったのですが、この半年くらいは落ち着いていて、気にならなくなっていたのですが、1ヶ月くらい前に仕事中に変な体勢で作業して、腰痛が再発・・・
時々気になる程度だったのですが、今週に入って悪化・・・
昨日は、椅子から立ち上がる時や前屈みなど、姿勢が変わるたびに痛みが走るようになり、右足の付け根部分に痺れも・・・
過去にも痺れが出るほどひどくなったことはないので、従来の持病と思っていた腰痛が、前立腺癌と関係あるのでは?という不安も出てきました。
(前立腺癌は骨に転移しやすく、腰痛などが発生する)
体調はずっと良かったのですが、直前になって腰痛の不安を抱えながら、外来診察を受けたのでした。
外来診察(PSA結果)
今日は、午前中年休を取って、予約時間の9時に病院へ・・・30分ほど待って、診察室に呼ばれました。
まずは気になるPSAの値は0.018・・・しっかり下がっていて安心しました。
術後4ヶ月の現段階では、手術により癌が採りきれていたかが重要で、今回PSAがしっかり下がったことから、手術はうまくいったことが確認できました。
今後は、この数値が維持され、再発の気配が出ないことを、当面は2~3ヶ月おきに採血して検査し、10年間続けることになります。
PSAの結果を聞いた後は、主治医からの体調と機能回復について、質問がありました。
体調については、手術直後から尿漏れはほとんどなく、現状週1くらいで、不意に尿が下がって漏れそうになる気配を感じることはあるものの、漏れには至らず、ずっと尿漏れパッドを使用していないことを伝えました。
機能回復については、神経温存の術式で前立腺摘出の手術を依頼し、幸い術後から男性機能の回復を確認しており、その後も変わりないことを説明しました。
ただ、機能時に右の睾丸につながる管が腫れたり、下腹部に軽い痛みが出ることがあり、その事を主治医に質問・・・
前立腺を摘出したことで、睾丸は現状どこにもつながっておらず、痛みが出ても気にすることはないとのことでした。
いずれにしても、今回PSA値が下がったことで、手術により癌が採りきれている可能性が確認でき、ひと安心・・・
術後体調も良く、合併症の尿漏れもほとんどなく、機能回復も確認できており、本当に幸運で、恵まれているとあらためて思いました。
最後に、これまでのPSA値の推移をまとめておきます。
2023年 9月 4.954 → 会社の健康診断結果
2023年11月 5.630 → 再検査で様子見①
2024年 2月 4.200 → 再検査で様子見②
2024年 5月 4.750 → 再検査で様子見③
2024年 6月 生検を決断し、癌検出
2024年 7月 15.720 → 生検の影響で上昇?
2024年 7月 前立腺摘出手術
2024年 8月 0.107
2024年11月 0.018