ふらのさんブログ

ツーリング/旅、植栽/ガーデニング、DIY、スウェーデンハウス建築記録と共に、日常の生活を綴っています。

遠見山トレッキング

気分転換に遠征ウォーキング

7月に前立腺癌の摘出手術を受けて以降、術後の健康維持を目的に、週末に近所を1~1.5時間(5~8km)ほどウォーキングするようになり、今でも何とか続けています。

週末だけとは言っても毎週続けていると、歩くコースも限定され飽きてきたので、先週の土曜は天気も良さそうだったことから、車で遠征して歩くことにしました。

行き先は、以前から気になっていた岐阜県川辺町の遠見山・・・

散策ルート上の見晴らし岩から眼下に飛騨川を見下ろし、“岐阜のグランドキャニオン”と呼ばれる景観を眺めることができ、「いつか行ってみたい。」と思っていた場所でした。

結構、傾斜のきついルートのようなので、術後の体で多少の不安はあるものの、「休みながら登れば何とかなるだろう・・・」と出掛けたのでした。

 

遭難?ハードな登山道

遠見山の登山口の無料駐車場には8:05に到着・・・既に10台ほどの車が停まっていました。

早速、トレッキングシューズに履き替えて、途中のコンビニで買った菓子パンとお茶をリュックに入れて出発しました。

いきなり登山口の入り口がわからず、右往左往しましたが、案内板を見つけて進入・・・

JR高山本線の線路下を人がギリギリ通過できるほどのトンネルを潜って登山開始です。

JRの線路下のトンネルを潜って登山開始

山に入るといきなり急勾配の林が広がり、視界は開けているものの、人の歩いた形跡がいくつもあって、正規のルートが分からず困惑・・・

この後、ルートがわからなくなる・・・

最初のポイントである見晴らし岩は、斜面の上方に見える岩壁の頂上部と思われるため、岩肌の見える左方向に進むことにしました(正しいルートは、右方向に進み、一旦岩壁の裏側に回ってから登る)。

足元に気を付けながら進み、岩壁に近づくと、さらに勾配はきつくなり、つまづいたり、転んだりすると、滑り落ちることが確実な感じで、結構危険な雰囲気も・・・

ルートを間違えている感じはしつつも、スタート地点からどこに分岐があったのか、見落としたのかを思い出せず、迷っていると、前方から女性2人組が降りてきました。

東南アジア系と思われる女性2人の話によると、「この先、岩壁に突き当たって登れず、道がない。」とのこと・・・やはり、どこかでルートを間違えたようでした。

女性の1人は登山初心者のようで、「滑りそうで怖い!」と登山靴を脱いで裸足で歩いているという状況だったので、2人をゆっくり下山させながら、自分が先行して正規のルートを探すことにしました。

しばらく下山すると、前方に別の登山者が歩いているのが見え、ロープも張ってあったので、正規のルートのよう・・・

2人の所に戻って、正規のルートに誘導し、その後3人で見晴らし岩を目指して登り始めました。

 

岐阜のグランドキャニオンを見下ろす

本来の登山道に戻ったものの、登りが厳しく、途中何度も休憩しながら先に進みました。

日頃のウォーキングの成果か、足の疲れは思っていたよりも大丈夫でしたが、呼吸と心拍数が上がって、最近使い始めたスマートウォッチで無理をしないようにチェックしながら進みました。

「半分くらい登ったかな?」の看板

登山道に入ってから45分(途中ルートを間違えて20分ほどロス)で、見晴らし岩に到着・・・

名前の通り、視界が一気に開けて、眼下に国道41号と街並みを、そして、蛇行する飛騨川と共に、川岸の切り立った岩壁の台地を眺めることができました。

見晴らし岩からの”岐阜のグランドキャニオン”の眺め

岩の頂上は見晴らし最高!

逆行気味ですが、写真を撮ってもらいました。

景色を眺めつつ休憩・・・

“岐阜のグランドキャニオン”と呼ばれるこの景色は、本物を見たことがないので何とも言えませんが、当然ながらスケールでは及ばないものの、今まで見たことのない景観であり、苦労して登って来た後に眺めるので、また格別・・・

一緒に登って来た女性2人組みに写真を撮ってもらいつつ、しばらく景色を眺めて休憩しました。

 

遠見山頂上、そして滝を散策

見晴らし岩の後、2人組とはここで別れて、自分は遠見山の頂上を目指しました。

途中、戦国時代にはこの岩山の上に下麻生城があったらしく、その名残のため池(晴天続きでも枯れないとか・・・)があったりもしました。

標高272mの頂上にはすぐに到着しましたが、見晴らしは今ひとつで、眺めを楽しむなら見晴らし岩の方がいいようです。

遠見山頂上(標高は272m)

再びルートを少し戻り、登って来たルートとは反対側のルートに入って下山・・・

こちらの登山道の方が整備されていて歩きやすく、10分ほど下って林道に出て、「南天の滝」に立ち寄りました。

滝へのルートはつづら折りの下りが続く・・・

見晴らし岩まで一緒だった女性2人組みとすれ違って挨拶した後、滝は私1人で独占状態・・・

モミジの緑と滝の織りなす景色は予想以上の美しさで、何枚も写真を撮って楽しみました。

三脚をセットしてじっくり撮影・・・

落差20mほどの滝

滝へのルートのもみじの緑が鮮やかだった。

その後、滝の入り口にあったベンチに座って、コンビニで買ってきた菓子パンを食べて朝食とし、林道づたいに歩いて駐車場まで戻り、この日のトレッキングを終了しました。

スマートウォッチのアプリをチェックすると、2時間15分、距離3.28km、5685歩のウォーキング結果であり、距離や歩数は大したことはありませんでしたが、勾配がきつく、なかなかハードな登山でした。

散策したルート

以前から気になっていた“岐阜のグランドキャニオン”を眺めることができ、きれいな滝の景色にも出会うことができ、爽快感、充実感を感じ、いい運動にもなりました。

駐車場の隣にある酒蔵に寄って、梅酒と岐阜のグランドキャニオンのステッカーを見つけて購入し、帰路へ・・・

お昼過ぎには自宅に到着し、週末の半日、楽しい時間を過ごすことができました。