鉢伏山へ移動
長野県岡谷市の高ボッチ高原で日の出前の眺望を楽しんだ後、ここから北に位置する鉢伏山に移動しました。
鉢伏山はこれまで訪れたことがなく、7kmほど林道を進んだ先にある山荘から、頂上まで40分ほどのトレッキングができることを知り、行ってみることにしました。
道路は舗装はされているものの、道幅は狭いので注意が必要で、山荘から先は行き止まりのためか訪れる人は少なく、気持ち良く走行・・・
相変わらず、雲が流れ、眺望は今いちでしたが、初めてのルートを楽しみました。
山荘に到着すると、駐車場に車はなく、雲は切れ間なく流れて視界が悪く、パーカーなどの防寒着を持参せずに軽装で来ていたのでトレッキングは断念・・・引き返すことにしました。
予定がくるい、この後のルートを検討するため、一旦林道の分岐点まで戻り、昔利用した高ボッチ山荘とキャンプ場のあった場所が今は更地になっていたので、車を停め、持参したコンロでお湯を沸かし、温かい味噌汁とおにぎりの朝食を取りました。
出発前は、高ボッチに登ってきたルートを引き返し、岡谷経由で伊那・飯田を辿るル―トで帰ることを考えていましたが、鉢伏トレッキングが中止にあり、時間があると共に、日の出で赤く焼ける北アルプスの山々を見てしまったので、ここから塩尻・松本を経て安房峠へ向かい、平湯から岐阜県高山市に出て、国道41号で帰ることにしました。
朝食を終えて片付けた後、7:55塩尻の市街地に向けて、崖の湯温泉経由の山間ルートを下って行きました。
国道158号で安房峠へ
高ボッチ高原から西麓の山間ルートを下って塩尻の市街地に出た後は、Googleマップのナビを頼りに、最短ルートで国道158号を目指しました(自分は若い頃からの影響か、地図を見ることが好きで、基本的にはナビは使わないので、愛車ジムニーにナビは装備していない)。
途中、今年のGWの北海道ツーリングで、フェリーに乗る新潟港に向かって走った際のルートと重なり、当時は6月に前立腺癌の告知を受けるとも知らず、走っていたことを思うと、「人生この先に何が起きるかわからないものだ。」と不思議な気分になり、今回こうして手術後に復調して、ロングドライブに来れたことをあらためて嬉しく思いながら走りました。
国道158号に合流すると、後はルート沿いに走るのみ・・・
紅葉の時期でこれだけの好天なので、渋滞を気にしていましたが、車は多いものの、それなりに流れていたのでひと安心・・・2021年11月のキャンプツーリング以来となるこのルートを懐かしく感じながら先へと進みました。
野麦峠・藪原方面との分岐となる梓湖で一旦車を停めて休憩・・・ここから進路を右に取り、安房峠方面へと進みました。
途中、沢渡付近で上高地へのマイカー規制の駐車場をいくつか通過しましたが、11/15の閉山式を前に、紅葉のピークが過ぎているためか、満車状態ではありませんでしたが、多くの車が停まっていました。
上高地もしばらく行っていないので、「いつか必ず・・・」と思いつつ、入口となる釜トンネルへの分岐を過ぎるとすぐに中部縦貫自動車道の安房トンネル(有料)の看板が・・・
自分はトンネルの手前で右折して、安房峠へと通じる旧道へと入り込みました。
久しぶりの安房峠ルート
安房峠の旧道に入るとすぐに、赤や黄色、茶色に緑と色とりどりの紅葉が現れました。
よく見ると、ピークは少し過ぎているのか、落葉が目立ちますが、まだ見応えは十分・・・
峠に向って標高が高くなると、紅葉が終わっている可能性があるので、今のうちにと写真に収めました。
車やバイクの通行はあるものの、そんなに多くなく、狭い道ながらも路肩の広い箇所があるため、何度も車を停めては撮影を楽しみました。
峠に近づくと、紅葉は終わっていましたが、山間の向こうには穂高の山容が見えるポイントがいくつもあり、秋の陽射しを浴びた山の景色を楽しみました。
安房峠から先は、紅葉の見所は少なく、カラマツの林があったものの、黄葉はもう終わりなのか今ひとつ・・・
一気に平湯の温泉街へと下りました。