初めての徳山ダム
昨年10月末の土曜日、1ヶ月以上バイクに乗っていなかったこともあり、前日の雨も止んで晴天が期待できそうなので、急遽ツーリングに出掛けることにしました。
行き先は、岐阜県揖斐川町の山の中、福井県との県境近くにある「徳山ダム」・・・
「徳山ダム」は、子供の頃に建設にあたり徳山村全村が水没することで、その必要性について論争が起き、ニュースになっていたので名前は憶えていました。
2008年に完成後、まだ訪れたことがなかったので、以前から気になっていた場所でした。
また、ダムへと通じる国道417号は、ダム湖の先の冠山で分断されており、福井県に抜けるには冠山林道で峠を越えていく必要がありましたが、道幅が狭く、落石や積雪で通行止めになることが多かったため、昔からトンネルの建設が望まれていて、計画・着工の末、ようやく2023年11月19日に開通したのでした。
実際にツーリングの際は、開通日のことは知らずにいて、7時に自宅を出発して向かったのでした。
岐阜県大垣市の市街地の走行はできるだけ避け、川の堤防沿いのルートで北上し、久しぶりに揖斐川町にやってきました。
ここからは国道303号に入り、いよいよ山間部へと進入・・・初めてのルートのため、気分も高まります。
途中、道の駅「星のふる里ふじはし」に立ち寄り、トイレ休憩・・・バイクは4台ほどでした。
その後、揖斐川沿いに山間奥深くへと進み、10:20徳山ダムに到着しました。
ダム横に設けられた展望台にバイクを停め、ダム上を散策・・・
総貯水容量・堤体積日本一のロックフィルダムでダム上から眺めは見応えがありました。
初めて訪れた徳山ダムを見学した後は、湖岸沿いに国道417号をトンネル開通前の通行止め箇所まで進みました。
山中とは思えない立派な道路をダム湖の大きさを実感しながら往復・・・ダム近くまで戻り、県道270号で根尾谷淡墨桜で有名な本巣市を目指しました。
このルートも初めてでしたが、峠の手前側の路面は落葉と落石で覆われ、道幅も狭く、予想以上にハード・・・
馬坂峠にはなかなか味のあるトンネルがあり、思わず記念撮影・・・その後、一気に本巣の街へと下って行きました。
ちょうどお昼時になりましたが、山間部の国道沿いには飲食店が少なく、途中見掛けた峠の茶屋で「美山ラーメン(¥900)」を食べて、腹ごしらえしたのでした。
モネの池・矢納ヶ淵
昼食後は国道256号を板取川沿いに北上し、関市にある通称「モネの池」へ・・・
透明度の高い湧水の池で、浮かぶスイレンの下を優雅に泳ぐ錦鯉の姿を見ることができ、まるで絵画のよう・・・
バイクを降りて、池周辺の写真を撮りながら散策して楽しみました。
その後、帰路の国道156号に出るために、そのまま国道256号を進んでいましたが、途中、寄り道気分が働いて、県道315号の山越えルートに進入・・・
思っていたよりも道幅が狭く、車がほとんど通らないようなルートで少々緊張しましたが、何とかピークを越え、矢納ヶ淵(やとがふち)に寄り道・・・
マイナスイオンいっぱいの清流の淵を散策しました。
その後は国道156号で帰路へ・・・
美濃市の道の駅「美濃にわか茶屋」に立ち寄って、休憩&お土産購入して、自宅へと無事に帰りました。
走行距離288kmの日帰りツーリングでしたが、初めてのルートが多く、立ち寄ったポイントも多くて、楽しめた1日でした。