終日フェリーの1日
4:10、目が覚めて日の出の時間でしたが、パスして二度寝・・・
その後、5時に再び目が覚めて、周りの2等客室の人達を起こさないように、必要な荷物を持って、部屋を出ました。
船外に出ると、既に陽は昇り、波が低くて穏やかな海が拡がっていました(往路のフェリー移動時も過去にないくらい海が穏やかだった)。
ラウンジの席をキープして、昨日乗船前にターミナルの売店で購入した菓子パンと給湯器のお湯で入れたカフェラテの朝食を取り、その後、記録として残しているメモ帳を読み返し、旅を振り返りながら、所々追記して時間をつぶしました。
7:45頃、宮城県牡鹿半島金華山沖を航行中とのアナウンスがあり、船外へ・・・
前日の乗船前に話をした野田ナンバーAfrica Twinのライダーさんと再会し、しばらく話を・・・
昨夜は興奮してあまり寝れなかったと聞き、お互いにいくつになっても旅で気分が高まることが微笑ましく、こうして旅を楽しめることに幸せを感じたのでした。
苫小牧発名古屋行きの太平洋フェリー「いしかり」は、仙台港に寄港しますが、海が穏やかだったせいか、定刻よりも20分ほど早くなるとのこと・・・
3時間半ほど仙台港に停泊しているので、その間に一時下船しようと手続きを済ませました。
仙台港一時下船
9:30、フェリーが仙台港着岸・・・定刻は10:00着のはずなので、かなり早い到着になりました。
出港時間は12:50で、12:00~12:20までに再乗船すればいいので、2時間半以上のフリータイムです。
フェリーターミナルの周りは、物流センターの敷地や倉庫などが多く、殺伐としており、お店などはありませんが、20~25分ほどの歩いて通りに出ると、いろんなお店があります。
一時下船は一昨年に続き2度目なので、風もなく、勿体ないほどの穏やかな天気の下、見知った道を黙々と歩き、目的としたお店に向かいました。
前回の下船時は、仙台ということで、牛タン弁当を買ってきましたが、今回はYoutubeで紹介されていた中華そば屋の「伊藤商店」が目的・・・
豊富なメニューの中から、あっさり系の「金の中華そば」(¥750)を注文しましたが、評判通りの美味しさでした。
念願のお店で早い昼食を済ませた後は、すぐ近くにあるイオンに移動・・・
気温は26~27℃で、Tシャツでちょうどいいくらいの天候になり、店内に入って涼んでから、フェリーの中での晩酌用の酒とつまみ、明日の朝食のパンや野菜ジュースを買い出しして、ターミナルに戻りました。
ターミナルは仙台からの乗船客で混雑しており、待合室は7割ほど埋まっていました。
昨年は、北海道から東北に渡り、雨に打たれて凍えながら、ここ仙台港のターミナルに到着し、名古屋に帰りましたが、今年は天候も人の多さも昨年とは大違いで、少々びっくりしました。
12:20、フェリ-に再乗船し、12:50に名古屋に向けて出港しました。
船内午後の過ごし方
仙台港を出港後、乗船客がバタバタしているうちに、ラウンジのテーブル&椅子をキープ・・・
乗船率は昨年よりは高く、混雑しているので、早めに午後の居場所をキープしたのは正解でした。
しばらく寛いでいると、仙台一時下船時に立ち寄った中華そば屋さんで隣になり、話しかけてくれたライダーさんと再会・・・
席を探している様子だったので、相席を進め、しばらくお互いのツーリングの話を語り合いました。
セロー225Wに乗っているという愛知のライダーさんは、今回初めての北海道ということで、海岸線に沿ってほぼ1周したとのこと・・・
普段キャンプもするそうですが、今回はこの時期の北海道の気温とキャンプ場の状況がわからず、ホテル泊で通したとのこと・・・
私がキャンプ泊で過ごした話から、次回はキャンプでと、早くも「また来たい!」という”北海道病”の感染者がまた1人誕生していました。
その後は、旅のノートの整理やお風呂などで時間を過ごし、夕方船外に出ると、風が強く、波も出てきて、予報通り天気は下り坂に向かっていました。
18時過ぎ、少し雲の多い中、夕焼けを眺め、長かったGW10日間の旅の最後の夜を迎えました。
夕食バイキング&晩酌
GWツーリングの最後の夕食は、過去3年間と同様、太平洋フェリーの夕食バイキングとしました。
18:30に食券を購入してから、20分ほど待ってようやく席に・・・
今回のツーリング前の4月に突然腸炎に掛かり、お腹の調子に不安を抱えて出発しましたが、旅の間、お腹の具合は逆に絶好調でした。
ただ、ここで食べ過ぎてお腹を壊しては大変で、また、食後に晩酌も予定していたので、いつもよりは控えめにバイキングを楽しみました。
今年は過去イチで乗客が多く、最終的にはレストラン前のラウンジにも臨時のテーブルが用意され、食事が提供されていました。
ちなみに、最近の物価高騰を受け、バイキング料金は値上げしていると思っていましたが、昨年と同じ¥2100でほっとしました。
食後はラウンジに移動して、仙台港一時下船時に買い出したチューハイとつまみで晩酌開始・・・
旅の疲れと酔いで、眠気に感じ始めて2等客室へ・・・
耳栓をして横になりましたが、部屋には子供連れの家族もいて、22時の消灯前まではしゃいでいたので、なかなか寝付けませんでしたが、これも旅の一場面、2等の醍醐味として仕方ありません。
こうして、今回の旅の最後の夜は終わりました。