尿漏れの状況
前立腺全摘出の合併症である尿漏れに関しては、退院後、昼間も、就寝中も明かな漏れはありません。
不意に「漏れるかも?」という時が稀にありますが、抑止することができています。
日常の生活で、ほとんど気にならないレベルと言っていいかと思います。
漏れに関しては、手術後ほとんどの人で発生し、骨盤底筋を鍛えることで、1~6ヶ月で支障のないレベルまで回復すると言われていますが、私の場合、入院中、尿管カテーテル抜去後、尿漏れの症状が発生/自覚したものの、その量は20~30g/日とかなり少なく、軽くすんでいるようです。
前立腺癌の発見が初期で、限局性であるため、前立腺周辺の神経を温存しての前立腺全摘出を行いましたが、神経を残していることが、排尿の機能維持に効いているかもしれません。
手術自体への不安と同じくらい、術後の尿漏れ(程度と回復までの期間)は気になっていたので、この状況は想定外で有難い限りです。
とは言っても、尿漏れがこのまま落ち着いた状態で続くのか、今ひとつ不安なので、
・就寝時は大きなパッドを着用
・昼間はパンツ貼付の80ml対応パッドを着用
・週明けからの出社には、万一に備えて替えのパッド、パンツ、作業ズボン持参
する予定です。
軽い運動と減量
退院後の自宅療養中は、毎朝散歩に出掛けました。
週明けからの出勤となりますが、毎朝弁当を作って持参するため、朝の散歩は難しいかもしれません。
週末だけになるかもしれませんが、軽い運動はこれからも続けていきたいと思っています。
また、手術でより鮮明になったぽっこりお腹と弛み・・・
今回の病気を機に、食事や運動に気を付け、もう少し締った体にできれば理想です。
体調に関して
①肛門奥の違和感と便通
退院した日の夕方に感じた肛門奥の当たり感は、その後強く感じることはありませんが、相変わらず毎朝排便はあるものの、少し便秘気味で、すっきりしない状況が続いています。
手術の影響、あるいは前立腺は直腸のすぐ近くのため、摘出により何か影響を受けているのかもしれません。
②足のむくみ
退院日に確認した足のむくみは、弾性ストッキングの活用により、療養3日目以降、気にならないレベルまで改善しました。
③下腹部/睾丸の痛み
療養3日目に感じた右の睾丸とその上の下腹部に違和感と軽い痛みについては、4日目以降は大丈夫そうです。
今後も、他にこうした症状が出るかもしれないので注意していきたいと思います。
⑤手術痕の痛み/回復状況
手術の傷口の痛みについては、入院中、痛み止めを服用していたこともあり、我慢できないような痛みはありませんでしたが、体を動かす際の痛みは続いています。
しかし、日に日に軽くなっているのが実感できており、順調ではないでしょうか。
階段を降りる際や咳をする時のキズへの振動は相変わらずですが、散歩や日常生活、週明けからの会社業務には支障はないレベルです。
傷口の治りも少しずつですがよくなっているように感じます。
臍上の一番大きな傷口は、まだ腫れと変色、ねじれが残っていますが、これから長い時間を掛けて、どのくらいまで目立たなくなるか観察していきます。