リベンジの石北峠
北海道ツーリングも7日目の終盤となり、翌日の苫小牧でのフェリー乗船を考えると、この日のうちに富良野まで移動したいのですが、前日、北見から層雲峡へと抜ける国道39の石北峠で、降雪によりUターンを余儀され、「天候によっては別のルートで?」とも考えていました。
しかし、この日の朝は予想以上の快晴となり、不安は一気に吹っ飛んで、再び石北峠ルートにチャレンジすることにしました。
美幌から北見、そして国道39までのルートは、前日の往復を含め3回目の走行・・・
見覚えのある景色や、前日と同じ農作業の様子を目にすると、何か不思議な感じもしました。
北見市で給油(燃費40.07km/L)を済ませ、国道39を西へ・・・好天のせいか、車の数は前日よりもかなり多く、流れに乗って進みました。
前日同様、温根湯の道の駅に立ち寄り、今度はハリケーンポテトを食べて遅い朝食とし、いよいよ峠に向けての山岳ルートに入りました。
前日は雨→みぞれ→雪と変化する中、周りの景色を見たり、ましてや写真などを撮る余裕などなかったので、「Uターンした場所はどんな所だったのだろう・・・」「峠まではどのくらい、どんなルートだったのか?」と気になり、動画を撮りながら走行・・・前日の降雪の気配など微塵もなく、呆気なく「石北峠(1050m)」に到着したのでした。
層雲峡へ
前日、雪のため断念した石北峠に到着。
29年前の初ツーリング時の記憶を辿り、周りの山の景色は何となく見覚えがあるような気がするものの、確かあったはずのお店はなく、新しくなった峠の碑と案内板があるのみ・・・
案内板には、お店は来る時に立ち寄った温根湯の道の駅に移転したということでした。
ここでもまた、時の移り変わりを感じた後、今度は層雲峡に向けて国道39を下り始めました。
道路の周りの山肌にはまだ雪が多く残っていて、登ってきた東側と景色の違いを感じると共に、前方には頂上付近が真っ白な大雪山系の山並みが見え隠れし、山の奥深さも感じました。
国道を下りきり、大雪湖に至ると、層雲峡はもうすぐ・・・
11:30過ぎ、「流星の滝」の案内板を見かけ、一旦国道を離れ、滝展望の駐車場に立ち寄り、撮影しながらひと休みしました。
上川・愛別町を経て美瑛へ
層雲峡では断崖絶壁に挟まれた景色が続くものの、新緑はあまり感じられず、「やはり秋の紅葉の時期に訪れたい。」と思いながら、走り抜けました。
峡谷を抜けると、前方の視界が開け、上川町に・・・
ちょうどお昼時となり、層雲峡での休憩時に検索した国道沿いのお食事処に立ち寄りました。
口コミ通り人気店らしく、席が空くのを少し待ちましたが、おすすめの「黒塩ラーメン」(¥980)を注文・・・
大きなチャーシューにやわらかメンマ、スープは黒ニンニクが擦り込んであって、人気の理由を納得・・・美味しく頂きました。
昼食後、国道39を愛別町まで進み、旭川の市街地を避けて美瑛方面にショートカットするため、道道140、道道37とつないで行きました。
広大な農地の中を真っ直ぐに進むルートとなり、左側には旭岳をはじめとする大雪山系の山並みが遥か先まで見え始め、感動!
美瑛で丘と山の景色を早く見たくて、自然とアクセルを回していました。
~7日目③に続く~