LEDランタン自作 2022.3.14(月)
キャンプシーズンに向けて
昨年のキャンプで昔から使っているガスランタンだけでは明るさが足らないと感じていて、もう1つキャンプ時の灯りが欲しいと思っていました。そんな時、LED基板を手に入れることができたので、LEDランタンを自作することにしました。
入手した基板は色温度5000K (昼白色)で3灯直列12V駆動のもの・・・
車用12Vに対応したジャンプスターターを持っていたので、これをモバイルバッテリーとしてLEDランタンに使おうと考えました。
「どんなランタンにするか」、「どんな材料を利用するか」など、しばらくの間あれこれと考えていましたが、DIYする時はこうした時間が一番楽しいものです。
ランタン製作
できるだけ安く、手持ちの部材を利用しようと検討し、アイデアがまとまったところで、製作に掛かりました。
ランタンのベースは85×85mmサイズにカットした厚さ15mmの板材。
LED基板を固定するのは、長さ100mmにカットした18mmの角材。
写真の脚用のカットした4つの木片は最終的には使いませんでした。
ベースの板材には角材固定や紐やハーネスを通すための穴をドリルで開け、ヤスリで簡単に処理して準備完了・・・
ランタンカバーは100円ショップで購入したグラスとし、これをベース板に載せた時にぐらつかないように、口径に合わせて彫刻刀で溝を彫りっておきました。
グラスは、外構園芸用の紐に通した細いワイヤーをリング状にして、グラスの底面に掛け、ベース板に4ケ所紐を通して抑えながら結んで固定しました。
LED基板は3灯直列が3並列回路で計9灯を1本とし、これを4面に2本ずつ計8本(灯数は計72)をボンドで固定し、はんだゴテで基板連結と電源接続用のハーネスをそれぞれはんだ付けしました。
こうして完成したランタンがこちら・・・
地面やテーブルに置いたり、紐を利用して吊るしたりできるようにしてみました。
完成&点灯&反省点
こうして完成したLEDランタン・・・早速点灯テストしてみました。
透明なグラスを使用したので、予想よりも直視するとかなり眩しいことが判明・・・
基板を4本ずつで電源ゲーブルを別にしたので、片方だけ電源に接続して光量を半分にすることはできますが、それでもかなり明るいランタンになりました。
完成して気付いたのは、見映えを気にしてグラスを利用したのは良かったのですが、グラス内にLED点灯で発熱した空気が滞留するため、グラスの内側が結露することが判明・・・
グラスを加工するのも大変なため、基板上の部品電極部とハーネスはんだ付け部分にシリコンをポッティングして、簡易の防水対策としました。
実際に連続点灯させてテストしてみたところ、モバイルバッテリーの消耗が激しく、基板4本のモードで点灯させても、4~5時間しかもちませんでした(バッテリー容量と基板の消費電力から計算すると、40時間近くもつはずでしたが・・・計算間違い?古いバッテリーのため?)。
ひと晩だけのキャンプなら何とかなりそうですが、ロングツーリングのキャンプで使用する際は、毎日バイクからの充電する必要がありそうです。
いずれにしても、実際にキャンプで使用して、明るさと共に問題の有無を確認したいと思います。