日曜日の岐阜県関市 板取ツーリングで、透明度が高く絵画のように見える「モネの池」、巨大な根元から複数の幹が伸びる「株杉」の点在する森など、幻想的な風景を続けて楽しんだ後、再びバイクで「あじさいロード」(県道52号)を先へと進みました。
並行して流れる板取川は、透明度の高い清流で、マップに載っていた「川浦(かおれ)渓谷」もどれほどきれいなのか気になり、「あじさいロード」を一旦離れて、枝道に入ってみました。
3~4kmほど進むと、道路脇に「川浦渓谷」の看板と共に駐車スペースがあり、神戸ナンバーのバイクの他、奈良や京都のナンバーの車も数台停まっていて、「こんな山奥の渓谷に・・・?」とちょっと意外な感じがしました。
私も早速バイクを停め、橋の上から渓谷を見下ろすと、いきなり絶景が飛び込んできました。
緑の山肌と岩場を削って流れる清流の景色は期待以上でした。
その後、旧車道を利用した渓谷の散策路を歩き、いろんな角度から渓谷美を楽しみました。
散策後、「さらに上流部にはどんな景色があるのだろう・・・」と、再びバイクで先に進みましたが、その先に照明が点いておらず、出口が見えない真っ暗なトンネルがあり、反射する物もないので路面の様子もわからず、不安を抱えながら走り抜けることになりました(全長800mもあり、暗所恐怖症の私には大変でした・・・)。
トンネルを抜けると、「吾妻清水」と呼ばれる湧水があり、水を汲みに来ていた地元の方の話を聞きながら水分補給したりしましたが、結局その先で道路は工事中で通行止めになっており、仕方なく「あじさいロード」へとUターンしました。
今回のツーリングはネットで見つけた「あじさいロード」をきっかけに計画したものですが、肝心のあじさいは今ひとつ・・・
道路脇に点在して咲いてはいるものの、写真を撮りたくなるような感動シーンにはまだ出会えてなかったので、「この先にあるかも?」とさらに「あじさいロード」を進みました。
しかし、最後の集落を過ぎ、道は次第に上りのルートとなり、あじさいの好ポイントに出会えぬまま、郡上市との境界である峠に到着・・・ここでUターンすることにしました。
この県道52号の峠越えルートは交通量が少ないのか、峠付近の路面はコケで覆われていて、なかなか出会えない状況に喜びつつもスリップして転倒しないように慎重に進みました。
この日のツーリングルートは周回ルートで計画していなかったので、この後、朝から走って来た「あじさいロード」を逆走し、途中道路脇に咲いているあじさいのポイントで撮影しながら帰りました。
帰りに「モネの池」を通る時はちょうどお昼時でしたが、駐車場に入る車で道路は渋滞しており、県境移動の全国解除により、観光客がかなり戻ってきているのを実感しました。
この後、板取川と言えば鮎なので、「昼食に鮎料理でも・・・」と思いましたが、お店はどこも満員だったので断念・・・
途中、美濃市の市街地近くで見つけたお店で、「味噌カツ定食」を食べ、自宅へと帰りました。
今回のツーリングは“あじさい”をきっかけに計画したものでしたが、あじさいのシーンについては、今ひとつの結果でした。
しかし、マップを参考に立ち寄ったポイントは「モネの池」をはじめ、「巨大株杉」「川浦渓谷」など期待以上のシーンに出会うことができ、満足のいくツーリングとなりました。
この板取川周辺のエリアは、夏の川遊びやキャンプ、秋は紅葉などで楽しめそうなので、またいつか訪れたいと思います。