日曜日に出掛けた岐阜県ツーリングで、最初の目的地である恵那市の「坂折棚田」を楽しんだ後、再び県道68号へと戻り、白川町を目指しました。
この県道68号もツーリングマップルおすすめのルートで、「恵那白川かえで街道」とも呼ばれ、峠越えの後は渓流赤川に沿って山村を快走するルートでした。
白川町の中心部で今度は県道62号へと進み、町名と同じ渓流白川に沿って、しばらくの間、東へと進みました。
白川はアユ釣りで有名な川で、澄んだ水はまさに清流・・・
子供の頃、家族でキャンプに来て雷雨にみまわれ、地元のお店に避難させてもらった思い出があり、そんな50年ほど前の記憶を辿りながら、久しぶりの白川ルートを楽しみました。
途中、今回メインの目的地である「大山白山神社」の案内板を見つけ、県道を離れ、上りのルートに入りました。
整備された2車線の道路を駆け上り、振り返ると白川の集落が眼下に・・・
さらに進むと、神社への分岐ルートがあり、そこからは1車線のルートとなりました。
事前の情報では、神社は山頂にあるため上りのルートが続き、最後は車のすれ違いも大変な狭い道となり、訪れる人は少ないということだったので、スピードを抑え気味に慎重に進みました。
確かに分岐から神社までの3~4kmの区間は1車線で待避所もほとんどなく、車のすれ違いも大変そうで、事前情報に納得・・・
対向車に気を付けながら、いくつものカーブを慎重に抜けて行くと、突然目の前を2頭の鹿が横切りました。
鹿達は道路脇の斜面で振り返り、こちらを眺めていたので、写真に収めようとバイクを停めて準備しましたが、残念ながら逃げられてしまいました。
そんな思いがけない野生動物との出会いの後、「大山白山神社」に到着・・・
標高862mの白山山頂にあるとは思えないほど、立派な鳥居と広い駐車場がありましたが、先客はおらず(この後すぐに車で参拝者が1名来訪)、ひっそりと静寂に包まれていました。
拝殿は、駐車場から長い階段を登った山頂にあるため、バイクを降り、気合を入れて階段を登り始めました。
歩き始めてすぐに腿の辺りが張ってきて日頃の運動不足を痛感!(帰宅後、2日間くらいふくろはぎがパンパンになって大変でした)
でも、階段参道はしっかりと清掃・整備されて歩きやすく、何とか拝殿に到着しました。
お参りを済ませてふと見ると、右奥にさらに山頂へと通じる階段を発見・・・まだまだ先がありました。
階段を再び上がり始めると、すぐ左脇に国の天然記念物にも指定されているという「大杉」がありました。
後で調べてみると、幹周り8.8m、高さ36m、樹齢1200年を超える巨木でした。
大杉の周りを1周して体感した後、いよいよ山頂の本殿(奥の院)へ到着。
お参り後、本殿左奥側に設置された展望所に立ち寄り、正面に御嶽山、左側に白山の山々を眺め、しばし休憩しました。
その後、再び長い階段を降り、駐車場へ・・・
そして、鳥居近くにあった看板を頼りに、100mほど先にある「女夫杉」にも立ち寄りました。
2本の杉が抱き合っているように見えるその姿は、まさに夫婦のよう・・・
参拝と共に大杉や展望を楽しむことができたこの神社は、訪れる人も少なく、まさに穴場・・・
「いつかまた違う季節に訪れたい。」と思いながら、上ってきた山道をバイクで再び走り出しましたが、今度は道を横切るリスを発見!
こちらも写真に収めることはできませんでしたが、鹿とリスに出会えたことにも満足し、この神社を後にしました。
再び白川町の集落に戻ってからは、県道62号を走って、国道41号に出て、飛騨川に沿って南下・・・
晴天と県境移動の解除のためか、交通量が多く、特にバイクと次々にすれ違い、「車よりもバイクの方が多い?」と感じるほどでした。
(次回3/3に続く)