3回目となるジムニーJB64Wの比較紹介は、後部座席と荷室について・・・
車体ボディの上にちょこんと置かれたような状態のリアシートは座り心地は今ひとつで、フロントシートとの間隔、足元の空間も狭いため、居住性はお世辞にもいいとは言えません。
これは前車も同様で、そもそもジムニーに4人乗車、後部座席の居住性を求めるのはおかしいかと思います。
リアシートに大きな変更はありませんが、ヘッドレストが後部視認性を上げるためか、背もたれと少し重ねて取り付ける形状になったため、ヘッドレストをいっぱいまで下げると上部の空間がより確保できるようになりました。なった
また、リアシートベルトに装着警告の機能が付いたため、未装着だと走行開始と共にブザーが鳴動するようになりました。
次に荷室・・・
購入前に試乗車を見た時、荷室が狭くなったと感じました。
その原因は、リアシート位置がより後ろ側になったように感じ(実際に変更になっているかは未確認)、さらに荷室にラゲッジボックスが設置され、床面が前車よりも10cm以上高くなったため・・・
リアシートを前に倒すと、ボックス面とフラットになるので、荷室は一気に広くなります。
ちなみに前車は、リアシートの後ろに狭いながらも荷室としての空間があり、床面が低くなっていましたが、リアシートを倒し、背もたれ後部のパネルを拡げると、荷室の段差をなくしフラットにすることはできましたが、少々面倒で、しかもマットのため、使い勝手も今ひとつでした。
新型では、床面が硬質樹脂になり、左右のタイヤハウス部分の高さも合わせてフラットになっているので、旧型よりもより広い空間が確保され、使い勝手も格段に進歩したと思います。