2/8の新型セロー納車後、毎週末にバイクに跨り、走行距離を稼いで1000kmとなり、慣らし運転が終了・・・
先週末の土曜日に初回点検も受けてひと息ついたところでしたが、翌日の日曜も天気が良く、桜も見頃を迎えていたので、またまたバイクで出掛けてしまいました。
今回の目的地は桜を求めて岐阜県揖斐郡方面とし、8時前の自宅を出発しました。
愛知県内は国道155号でひたすら西に向かって進みましたが、この日は晴れているにも関わらず気温が低めで、風も強く、指先や首元が冷えるのを気にしながらの走行になりました。
国道22号から県道をつなぎ、木曽川を渡って岐阜県笠松町に、続いて長良川を渡って大垣市に入り、堤防沿いに延々と続く桜並木を見ながら、墨俣(すのまた)一夜城に立ち寄りました。
時過ぎと時間がまだ早いこともありましたが、訪れる人は少なく、露店も出てなくて閑散とした雰囲気・・・
帰宅後調べてみると、今年の「すのまた桜まつり」は中止になっていたようです。
途中、いつも新幹線や高速道路から見て気になっていた金生山(かなぶやま)の削られた姿を横に見ながら、次の目的地 霞間ヶ渓(かまがだに)に到着しました。
霞間ヶ渓は渓流沿いに多くの品種の桜が咲き誇り、「桜名所100選」にも選ばれている場所・・・
バイクを下り、満開の桜ともみじの新緑、そして高台から見渡せる岐阜方面とその先の濃尾平野の街並みを眺めて楽しみました。
次の目的地は、今回のツーリングで桜の名所をネットで下調べしている時に、偶然マップ上で見つけた「岐阜のマチュピチュ 天空の茶畑」・・・気になって、今回行ってみることにしました。
天空の茶畑は揖斐郡揖斐川町の標高300mほどの山腹に位置する上ケ流(かみがれ)地区にあり、その名前の通り茶畑と民家が点在する長閑な景色でした。
到着すると、ボランティアと思われる男性が二人いて、バイクを停める場所を案内してくれ、さらに遊歩道の手書きマップを配ってくれました。
町や地元の人達が協力して、「天空の茶畑」を盛り上げ、訪れる人を温かく迎えてくれる、そんな雰囲気が感じられて、遊歩道のスタート地点にあった協力金箱に募金して歩き始めました。
遊歩道は最初茶畑の中を進みますが、すぐに山の中へ入っていきます。
杉林の急斜面に作られた遊歩道は下が見えないほど続いていて、なかなかの迫力!
でも、遊歩道はしっかりと整備されていて、なだらかコースと近道の急傾斜コースが設けられており、私は迷わずなだらかコースを進みました。
「絶景ポイントまであと100m」の看板辺りから、登りがきつくなり、周りの木々が伐採されて、展望が開け始めました。
そして、歩き始めて20分ほどで絶景ポイントに到着・・・
振り返ると眼下には茶畑が拡がり、集落の全景が見渡せました。
この日は風が強く、太陽が雲で見え隠れするのに伴い、天空の茶畑を影が移動し、なかなかの絶景でした。
(霧でたち込めた日にはまさにマチュピチュのような天空の景色が展開するのでしょう・・・)
絶景を眺めながら、呼吸が落ち着くまでしばらく休憩した後、手書き案内マップに従い、さらに上へ・・・
最後はヘロヘロになりましたが、遊歩道の最高点に到着すると、林間から揖斐川町から岐阜市方面の街並みを遠望することができました。
眺望を楽しんだ後は、再び登ってきたルートを戻り、出発点に到着・・・
下りはあっと言うまでしたが、結局約1時間の散策で、足は上がらなくなり、呼吸は上がって、日頃の運動不足を痛感することになりましたが、思わぬ絶景に出会うことができて、清々しい気分を味わうことができました。
休憩所ではボランティアの人がまた声を掛けてくれて、名産のお茶をおいしく頂きました。
ネットや口コミで拡がっているのか、訪れる人は意外と多く、でも観光地化されていない茶畑と生活道路なので、地元の方の迷惑にならないように、最後に路肩にバイクを止めて、記念撮影した後、満足感いっぱいで天空の茶畑をあとにしました。
この後は走ってきたルートをそのまま戻り、途中から国道21号を東進して帰路に着きました。
岐阜県各務原市で国道21号を離れ、木曽川を渡って愛知県犬山市に入り、木曽川を見下ろす山の上に立つ犬山城に立ち寄って、写真を撮って小休止・・・
その後、国道19号へと抜けて帰宅しました。
晴天のわりに気温が低く、1日中風が強くて、走りにくいコンディションでしたが、初回点検を終えた直後の愛車セローで1日楽しむことができました。